ハリウッド大手スタジオ、5年後までの新作公開日を相次いで発表
2013年7月6日 12:15

[映画.com ニュース] ハリウッドの大手映画スタジオが、5年先までの劇場公開予定日をめぐり争っていると、The Wrapが報じた。
ソニー・ピクチャーズは、「アメイジング・スパイダーマン4(原題)」の全米公開を2018年5月4日と発表した。ウォルト・ディズニーも、傘下のマーベルやピクサーの新作の公開予定日を相次いで発表。これまでも、スタジオが新作の公開予定日を事前に発表することはあったが、2年後を目安としていた。
ソニーやディズニー、20世紀フォックスが、5年後までの公開日を発表した背景には、各スタジオがこれまで以上に大作映画に依存している事実があると、Exibitor Relationsのアナリストのジェフ・ブロック氏は説明する。「これらの大作やアニメ作品を製作するには莫大な予算と時間がかかるので、正しい公開日を確保することは、スタジオや製作者にとって最も大事なことなんです」
あるスタジオが新作の公開予定日を発表しても、競合他社が新作を同日に公開してはいけないというルールは存在しないが、これまでは直接対決を避ける傾向にあった。16年に公開予定の大作12作品のほとんどの全米公開日がすでに決定しており、17年は10作品、18年は9作品がすでに決まっているという。
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