仲間由紀恵&阿部寛「トリック」劇場版4作目で“まるっと”完結!
2013年7月3日 05:00

[映画.com ニュース] 仲間由紀恵と阿部寛の“迷”コンビぶりが人気の「TRICK」シリーズが、「トリック劇場版 ラストステージ」(堤幸彦監督)で完結のときを迎えることが発表された。2000年から自称・超売れっ子実力派マジシャンの山田奈緒子を演じてきた仲間と、頭でっかちで自称・天才物理学者の上田次郎役の阿部は、集大成となる今作に並々ならぬ意欲を見せており、初の海外ロケに挑む。
深夜ドラマとして放送がスタートした今シリーズは、奈緒子と上田の“迷”コンビが謎の怪奇現象を調査し、そのトリックを暴いていくストーリーと、堤監督の演出による独特の世界観を多くのファンが支持。初めての映画化となった「トリック劇場版」(02/興行収入12.9億円)を皮切りに、「トリック劇場版2」(06/興収21億円)、「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」(10/興収18.6億円)と積み重ねてきた。
仲間は、「今回でトリックシリーズが終わってしまうのですね。20歳の時にトリックに出合い、ともに成長してきた奈緒子という役を演じることも最後だと思うととても寂しく、残念です」と話す。それでも、「監督いわく、今回のトリックは『泣ける!』。また、奈緒子と上田との関係にも進展があるかも……ということなので、撮影は今から楽しみです。来年、スクリーンの前で全てのトリックファンが涙することは、奈緒子的には『まるっと全部お見通しだ!!』という感じです」とコメントを寄せている。
一方の阿部は、「今回3年ぶりのトリックということで、新鮮な気持ちで上田次郎と向き合うことができると思っています。また、新しいキャストを迎え、シンプルで力強い人間ドラマが作れると期待しています。トリックにしかない世界観を思いっきり味わうつもりです」とやる気満々だ。
長きにわたり演出を手がけ、メガホンをとってきた堤監督は「私は、これを延々と同じパターンでやり続け、『寅さん』のように国民映画にしようと思っていましたから、残念です、無念です、慙愧(ざんき)の念に耐えません」と放心状態。だが、「完結することが決まってしまった以上は、万感の思いを込めて取り組む所存です。映画の台本を読んで、私ははらはらと一人静かに泣きました。本当に泣けるトリックです」と自信のほどをうかがわせている。
映画では、これまで通り堤演出によるギャグはもちろん、トリックファンにとっては感涙必至の泣けるストーリーが用意されているという。また、初見のファンも楽しめる同シリーズの魅力がちりばめられた作品に仕上がる予定。ドラマからのレギュラーキャストである生瀬勝久、野際陽子らの出演も決まっている。
また、劇場公開に向けて「さよなら!トリック祭り!!」と銘打った大キャンペーンを敢行。連続ドラマ「警部補 矢部謙三2」(テレビ朝日系で7月5日スタート)の放送を皮切りに、さまざまなメディアで“最後のお祭り騒ぎ”を展開していく。
「トリック劇場版 ラストステージ」は、2014年1月に全国で公開。
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