劇場公開日 2002年11月9日

トリック劇場版 : 映画評論・批評

2002年11月1日更新

2002年11月9日より日劇2ほか全国東宝邦画系にてロードショー

大丈夫!コレはTVファンの期待を裏切らない

「くっだらねぇ~!!」。この言葉は映画を観ての素直な感想であり、最大級の賛辞を表す言葉だ。早稲田大学・物理学者の大槻義彦教授よろしく、“超常現象にトリックあり”と謎を痛快に解き明かすこの作品。そもそもミステリー・サークルしかり、超常現象と呼ばれるものは胡散臭い空気を放っているが、それを仲間&阿部の見るからに実直な2人が大真面目で検証……いや、大真面目で笑かしてくれる。美男美女コンビの口から「巨根」に「貧乳」と下ネタもバンバン飛び出し、そのギャップがまた、堪らない。

人気ドラマの映画化と言えば、危惧する声も多い。確かに、反町先生は無理矢理2時間に話を引っ張った感じだったし、ドジ看護婦いずみちゃんはドタバタしただけ。堤監督が手掛けた女刑事・柴田に至っては、精神世界まで入り観客を置いてけぼりにした。その反省を踏まえてか、映画版だからと奇をてらわずドラマ版のテイストそのまま。仲間&阿部の絶妙な掛け合いといい、独特のカメラワークといい、ファンの期待を裏切らない。

一応、映画ってことでラストにCGを使用した大がかりなオチがあるが、大作感はあまり感じない。その安っぽいところも、深夜枠で人気に火が付いたこの作品らしいが。

(中山治美)

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