孤高の映画作家ロバート・クレイマー傑作2本が劇場初公開!
2013年7月2日 15:26

[映画.com ニュース] 1999年に急逝したアメリカの映画作家ロバート・クレイマーの初期傑作2作品をオリジナル16ミリフィルムで劇場初公開する特集上映「アメリカを撃つ 孤高の映画作家ロバート・クレイマー」の8月開催が決定し、このほど予告編が公開された。
クレイマーは、60年代のべトナム反戦と若者たちの反逆のうねりのなかで、映像による左翼前衛闘争集団“ニューズリール”を結成し多くの作品を発表。ドキュメンタリーとフィクションの境界線上に現代社会の本質を政治的・批評的立場から見つめる作品を発表し続け、とくにアメリカ社会に向けた鋭い眼差しには定評がある。80年代からはパリに在住。ヨーロッパにもその視野を広げ、82年にはビム・べンダース監督「ことの次第」の脚本を共同で執筆している。
今回公開されるのは、べトナム戦争が泥沼化する時代状況を鮮烈なフィクションとして描いた「アイス」と、50人を超える登場人物からなる6つの物語から、政治的にも個人としても変化に直面した左翼ラディカルの生き残りたちの生活と生きざまを映し出した「マイルストーンズ」の2作品。
いまなお、多くの映画作家に影響を与え続け、アメリカが最も熱く激しく動いた時代を切り取ったクレイマーの視点を是非劇場で確認してほしい。「アメリカを撃つ 孤高の映画作家ロバート・クレイマー」は、8月上旬からユーロスペースで2作品一挙公開。
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