松江哲明、キム・ギドク「嘆きのピエタ」ラストにニヤリ デートにおすすめと語る
2013年6月29日 15:25

[映画.com ニュース] 韓国の鬼才キム・ギドク監督の新作「嘆きのピエタ」(公開中)のトークイベントが6月29日、渋谷Bunkamuraル・シネマであり、松江哲明監督が作品の見どころと魅力を語った。
キム監督の全作品を見ているという松江監督は、「『受取人不明』『悪い男』のような泥臭い韓国映画。復活作と言うと失礼ですけど、昔のギドクに戻っているというのを何となく感じた」と新作の感想を述べる。特に印象深かったのがラストシーンだそうで、「ニヤッとしてしまった。あ然とするようなラストで説得力がすごい。と同時にあきれ返るものがある。『悪い男』もそうだし、映像でしか表現できない。笑ってしまうようなラスト、そこがたまらない」と見どころを語る。
わずか11日間で撮影された本作では、撮影と照明を学生スタッフが担当していることに触れ、「キム・ギドクは若い人を育てることをしているのが素晴らしい」と称え、「ギドク監督の下にいた人たちが今、娯楽映画で活躍している。映画監督は慣れたスタッフと一緒につくっていくタイプの人が多いが、自分の表現のコアの部分は変えずに、若い人とやっているので風通しがよく、この作品は編集のリズムがいい」と監督ならではの視点で分析する。
また、本作パンフレットに作家の岩井志麻子が寄せた文章に感銘を受けたそうで、「一般誌には書けないし、文庫化しても入れられない内容。見た人が自分のことを語りたくなるのがいい映画だと思う。(この作品は)えげつないし、きついけど、デートで見るとお互いを確認できるいい映画。僕もそんな映画をつくれるようにがんばります」と観客に向けて語った。
天涯孤独のガンドは、資金繰りに苦しむ町工場の経営者から非道なやり方で取り立てる無慈悲な借金取りとして生きてきた。そこへ、ガンドを捨てた母だと名乗る謎の女が現れる。初めて触れた母の愛に、ガンドは人間らしい感情を取り戻していくが、そこには衝撃の真実が隠されていた。第69回ベネチア国際映画祭で、韓国映画初の金獅子賞を受賞した。
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