休養発表の星野源がファンにメッセージ 森山良子らも「戻ってきてくれる日を待っている」
2013年6月25日 13:00
[映画.com ニュース] 俳優でミュージシャンの星野源が初主演を果たした映画「箱入り息子の恋」の大ヒット記念トークイベントが6月24日、東京・テアトル新宿で行われ、ヒロインを演じた夏帆、共演の森山良子、穂のか、市井昌秀監督が出席。星野は昨年末に患ったくも膜下出血の定期検診の結果、術後の経過が万全でないことが判明し、治療に専念するため活動の一時休止を発表した。星野が役作りのためにモデルにしたという放送作家の寺坂直毅氏が、「今日はイベントに出席できなくなってしまい申し訳ありません。しばらく治療期間をいただくことになりました。ご来場いただいた方々にお会いできずとても残念です。『箱入り息子の恋』が初主演映画であることをうれしく思っております」と星野から寄せられたメッセージを代読した。
内気で恋愛経験のない35歳の独身男・健太郎(星野)が、目の不自由な女性・奈緒子(夏帆)に恋をしたことで急激に変化していく姿を描いた本作。夏帆は、「奈緒子って意外と積極的で、ちょっとドキっとするようなことも言う。奈緒子の健太郎に触れたい、知りたいという純粋な気持ちを大事にした」と役柄に込めた思いを語った。
健太郎の母親役を演じた森山は、「健太郎が来られないのがとっても残念。笑いながら涙があふれてくるような素晴らしい映画で、同世代のお友達から『良い映画だったよ』ってメールや電話が入る度にうれしくてうれしくて」と感激しきり。また、「源君のファンの方も焦らないでゆっくりとじっくりと長い目で応援して待っていて。何もない時期って焦るけど、みんなの前に戻ってきてくれる日を待っている」と星野にエールをおくった。
市井監督も、「源君が健太郎をやってくれて本当に良かった。後先考えずにリミッターを外し、常にマックスでやってくれるのが印象的」と全幅の信頼を寄せながら、「源君は映画の中の健太郎とは違ってすごくストイックで強靭な精神力をもった男。完治して戻ってきてほしい」と回復を祈った。