亀梨演じる主人公の視点で展開する「俺俺」特別予告編が公開
2013年5月23日 11:00

[映画.com ニュース] アイドルグループ「KAT-TUN」の亀梨和也主演作「俺俺」(三木聡監督)の特別予告編がこのほど公開された。
大江健三郎賞を受賞した星野智幸氏の同名小説が原作。家電量販店で働く平凡な青年・永野均(亀梨)が、なりゆきでオレオレ詐欺を働いたことから、自分の知らない「俺」が増殖し、やがて「俺」同士が互いを削除し合う姿を描いた異色サスペンス。内田有紀、加瀬亮らが共演する。4月にイタリアで開催されたウディネ・ファーイースト映画祭で観客賞を受賞した。
予告編は「俺の世界が、何かおかしい。俺が増殖してるみたいだ…」というテキストから始まり、見る者が亀梨演じる均が抱く違和感を感じられるよう作成された。増殖した「俺」の一人である大樹の母親役を演じる高橋惠子、均の実の母親役を演じたキムラ緑子、謎の美女を演じる内田、家電量販店の同僚役のふせえり、刑事役の岩松了、松重豊、白バイ警官役の松尾スズキら三木組の常連俳優たちが、亀梨演じるいくつもの「俺」と対じするインパクトの強い映像だ。
別々の俳優が演じていると見間違えるほどの演技力を披露し、役者としての新境地を開拓した亀梨は本作の見どころについて「メールやSNSなど、人とつながる方法があふれている今の時代のなかで、どうやって自分と向き合い、人と交わってつながっていくのか。そういうことをしっかりと考えさせてくれる作品になっていると思います」と語っている。
「俺俺」は、5月25日から全国で公開。
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