渡辺謙、スコセッシ監督×遠藤周作原作「沈黙」映画化に出演へ
2013年5月8日 12:26
[映画.com ニュース] 日米で活躍する俳優の渡辺謙が、巨匠マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の長編小説「沈黙」を映画化する「サイレンス(原題)」に出演することがわかった。米バラエティによれば、イッセー尾形の出演も決定したという。
スコセッシ監督が長年にわたり温めてきた念願の企画で、主人公の宣教師ロドリゴを「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールドが扮する。渡辺が演じることになるのは、その通訳の日本人。撮影地は台湾を予定しているが、日本が舞台のためイッセーのほか多くの日本人キャストが起用されることになるという。
同作は、スコセッシ監督が「クンドゥン」(1997)の次回作として企画していたが、15年以上もクランクインにいたらず、昨年8月にはプロデュースを手がける製作会社チェッキ・ゴーリ・ピクチャーズから訴えられる局面を迎えていた。それでも、スコセッシ監督が今年1月に次回作で「沈黙」を手がけると公言したことにより、大きく舵を切った。
渡辺にとっては、ハリウッド版ゴジラとしてリメイクされる「GODZILLA」(ギャレス・エドワーズ監督)に続く海外作品となる。同作でどのような役どころを演じるか現時点では未定だが、「サイレンス(原題)」とともに、今後の動向から目が離せない。
遠藤の代表作「沈黙」は、キリシタン禁制が敷かれた17世紀の日本を舞台に、ポルトガル人司祭の苦悩を描いている。撮影は、14年7月の撮入を目指す。
「アメイジング・スパイダーマン」
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