大沢たかおら「藁の楯」一同、カンヌ映画祭出品に“カンヌ”無量
2013年4月22日 19:44

[映画.com ニュース] 三池崇史監督の最新作「藁の楯 わらのたて」のプレミア試写会が4月22日、都内の劇場で行われ、主演の大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、伊武雅刀、岸谷五朗、永山絢斗、三池監督が、大きなキャノン砲とともに華やかにレッドカーペットに登場した。
木内一裕氏の同名小説を映画化したサスペンスアクション大作。10億円という巨額の懸賞金がかけられた凶悪犯・清丸国秀(藤原)の命を守るため、銘苅一基(大沢)ら警視庁警備部SPの精鋭5人が、全国民1億2000万人の殺意を相手に孤独な戦いを強いられる。
本作は第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門正式出品作品に選ばれ、大沢は「エンタメ作品が選ばれるってあんまりなかったことだと思う。ビックリしているし、向こうに行ってどういう風に見てもらえるのか楽しみ。どんな評価が下るのかを目撃したい」と期待をふくらませた。伊武は「“カンヌ”無量です」とダジャレで出品を喜び、岸谷も「さすが三池監督。顔は恐いけど良い作品を作る」と感心しきり。三池監督は、「世界中から数多くの映画が集まる中、この作品を選んでくれたカンヌの勇気に感謝している。重たいかもしれないけど、見た人の心に新たな気持ちが芽生えるであろうことを確信している」と自信をのぞかせた。
大沢は、昨年の猛暑の中での撮影を振り返り「日々暑さとの戦いだった。台湾の新幹線や実際の高速道路を封鎖したり、邦画では経験したことないようなスケール感の中での撮影だった」と充実感をにじませた。女SP役を熱演した松嶋は、ロングヘアをばっさりショートカットにして撮影に臨み「歩き方なども男性に見えるように努力した」と入念な役作り。約6年ぶりに共演を果たした大沢も、「ほぼ男性にしか見えなかった。女性として気をつかわせることなど一切なく、堂々と渡り歩いている感じ。素晴らしい役者だと改めて思った」と感服していた。全国民に命を狙われる凶悪犯役を演じた藤原は、「ずっと手錠をかけられフードをかぶせられ、拘束されながら楽しいひと夏を過ごした」と恨み節で笑わせた。
「藁の楯 わらのたて」は、4月26日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)