ジャッキー・チェンの吹き替え声優・石丸博也、人生初の舞台挨拶
2013年4月13日 20:36

[映画.com ニュース] 30年以上にわたりジャッキー・チェンの日本語吹き替え声優を務めてきた石丸博也が4月13日、ジャッキーが“最後のアクション大作”と公言する「ライジング・ドラゴン」の公開初日に、都内で人生初の舞台挨拶を行った。アクションを交えつつ大立ち回りのシーンのアフレコを実演し、ファンは大喜び。「みんな、劇場に足を運んでくれて嬉しいぜ! サンキュー、シェーシェー! ジャッキー・石丸・チェンでした」とハイテンションで挨拶。これまで、公の場にほとんど姿を現すことのなかった石丸の姿に、観客席は興奮に包まれた。
石丸は、「吹き替え版が上映されるようになったのは最近だもん。昔は声優が舞台挨拶するなんて考えられなかった」と説明。この日は、アフレコ本番と同様にキックやパンチを繰り出しながらジャッキーの声を生で披露する大サービスを見せたが、「あがりっぱなしです。アテレコやっている方がずっといい。2度と来たくないね。年も年だし、みなさん考えてよ」とボヤキを連発し、笑いを誘った。
共演陣の魏涼子、本多真梨子、堀川千華らがジャッキー作品の激しいアクションシーンの吹き替えの難しさについて言及したが、石丸は「全体の流れを頭に入れておけば台本を見なくても画面を見ながらできる」とこともなげに語り、観客、共演陣をうならせていた。とはいえ、やはり激しいアクションシーンは過酷なようで、ジャッキー本人に直接会った際に「あまりにも立ち回りがすごいので『頼むから短くならないか?』と言ったけど、ニヤッと笑っただけで、それ以後も短くならなかった」と苦笑交じりに明かした。
ちなみに、石丸がジャッキー作品のベスト1として挙げたのは「ゴージャス」。一方で、「嫌いなのは『新宿インシデント』。暗くて怖いし、ああいうのはジャッキーに似合わない」とピシャリと言い切る。本作限りで本格アクションからの引退を公言しているが、石丸は「やはりこれで引退すると思った」と認めつつ、「彼はまたやる。作るって!」と希望を込めて呼びかけた。
(C)2012 Jackie and JJ International Limited, Huayi Brothers Media Corporation and Emperor Film Production Co Limited All rights reserved
フォトギャラリー
関連ニュース
ジャッキー・チェンが自身初の本人役で主演! 相棒は“パンダ”!? 「パンダプラン」26年1月23日公開決定!【予告&ポスタービジュアル】
2025年11月4日 04:00
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ