「偉大なる、しゅららぼん」撮入 赤い学ラン姿の濱田&岡田、ひこにゃんと対面
2013年4月6日 07:00
[映画.com ニュース] 万城目学氏の人気小説を映画化する「偉大なる、しゅららぼん」のクランクイン会見が4月4日、映画の舞台となる滋賀県・琵琶湖畔にある彦根城で行われ、主演の濱田岳、岡田将生、水落豊監督らが出席。彦根城キャラクターとして人気のひこにゃんも登場し、映画と滋賀についてのトークで盛り上がった。
琵琶湖畔の街・石走(いわばしり)に代々暮らし、不思議な力を伝承してきた一族・日出家と棗家の跡取りたちの出会いが、街や歴史を巻き込んだ騒動に発展していく様を描く。日出家の跡取りで最強の力の持ち主とされる高校生・淡十郎を濱田、分家の息子で一族の掟に従い修行のため日出家に居候することになった涼介を岡田が演じる。
撮影は同日から約1カ月間を予定し、滋賀県での全編オールロケで行われる。この日、濱田と岡田は、劇中衣装でもある赤い学ランを着て登壇。江戸時代から城に住まう日出家の跡取りとして、生まれついてのお殿様という設定の淡十郎を演じる濱田は、「お殿様な高校生役なので、マイペースに演じたいです。共演する“岡本くん”との主従関係性もプライベートに近いので、自然にできそうです」と話し、さっそく岡田の名を間違えるというマイペースぶり。名前を間違えたことを岡田から突っ込まれながらも、「成人してからの共演は初めてなので、酒でも飲みながら10代の時にはできなかったイジリ方をしたいと思っています」と再共演を楽しみにしていた様子だ。
一方の岡田は、「琵琶湖に本当にありそうな話だから、世界観を大切に、面白い映画になるように頑張りたいです。岳くんとはプライベートでもお供のようなので、自然体でいきたいと思います」とコメント。「東京で花見ができなかったので、滋賀ではお花見もしたいですね」と話したが、濱田から「そんな時間ないよ」と突っ込まれ、そんな2人の様子を見た水落監督は「ふたりのプライベートの仲の良さを、そのまま撮りたいと思います」と話した。
会見には滋賀県知事の嘉田由紀子氏、長浜市市長・藤井勇治氏、彦根市長・獅山向洋氏も応援に出席し、滋賀県の全面バックアップを約束した。2014年春全国公開。