個性バラバラ?宮崎あおい、忽那汐里ら「ペタル ダンス」女優陣が勢ぞろい
2013年3月28日 20:40
[映画.com ニュース]女優の宮崎あおいが3月28日、都内で行われた主演作「ペタル ダンス」の完成披露試写会に共演する忽那汐里、安藤サクラ、吹石一恵、映画「好きだ、」以来6年ぶりにタッグを組んだ石川寛監督とともに登壇した。華やかな女優陣が勢ぞろいするなか、宮崎は「でもみんな個性がバラバラで、性格もサッパリ男っぽい」と共演者の素顔を明かした。
そんな宮崎の発言に対し、安藤は「現場のあおいちゃんは、だいたい寝ていた(笑)。もうこういう生き物なんだなって感じ(笑)」と述懐。「宮崎さんは休憩中、編み物したり、黙々と絵を描いたりしていた」(忽那)、「いい意味でみんな個人プレーだったので、私も逆に気を使わなくて、気持ち良く現場になじむことができた」(吹石)と各人がマイペースを貫いた現場だったと振り返った。
石川監督が構想8年のオリジナルシナリオを執筆し、心に悲しみを抱える女性が、自分を見つめ直し再スタートをきる姿を繊細に映し出す。大学からの友人であるジンコ(宮崎)と素子(安藤)は、海に飛び込んだと噂されるミキ(吹石)に会うため帰省することに。偶然出会った原木(忽那)とともに、北の果てにある故郷を目指して1泊2日の小さな旅に出る。
現場では脚本の代わりに連日、演出意図などを伝える“手紙”を手渡したといい「そうすることで、本人の本質が演技に出るのもいいかなと……」(石川監督)。宮崎はすでにこの手法に慣れており「監督のこだわりは何年経っても変わらない。こんなに変わらない人がいるんだと思うほど」と余裕の表情。宮崎以外の面々は「私は勝手にラブレターと読んでいました」(吹石)、「(台本ではなく)環境によって変わっていく自分が面白かった」(忽那)と独特な石川演出に、新鮮な驚きを感じていた。
「ペタル ダンス」は4月20日から全国で公開。
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