鈴木福くんが語る「コドモ警察」続編構想
2013年3月19日 17:51

[映画.com ニュース]「仮面ライダー」について熱く語ったかと思えば「クレヨンしんちゃん」のモノマネで腰をフリフリ。周りのスタッフが「実写版の話が来ちゃうかも(笑)」と漏らすほど雰囲気はそっくりだが、今回は「コドモ警察」のデカ長について。「うむ」とばかりに渋い表情でキメてくれた鈴木福くん。初主演映画となる本作の公開を控え撮影の模様、さらに続編の構想に至るまでたっぷりと語ってくれた。(取材・文・写真/黒豆直樹)
昨年4月から放送された連続ドラマは、「太陽にほえろ!」や「あぶない刑事」といった往年の人気刑事ドラマにオマージュを捧げながら、心は大人、体は子どもという刑事たちの活躍を描き深夜帯ながら人気を集めた。福くんにとっては初めての連続ドラマ主演。「ドラマのクランクアップの時に、みんながメッセージ入りの色紙をプレゼントしてくれて、ビックリしてグワーって泣いちゃった(笑)!」と明かす。
放送が終わった昨年6月の時点では何も決まってはいなかったが、福田雄一監督以下スタッフ、そして福くんらキャスト陣も「次は映画」という思いを共有しており、別れの寂しさはなかったという。「もうデカ長を演じられないとは思わなかった。またやるだろうなって。監督が(願を掛けて)キーホルダーをみんなにくれたから、絶対にかなうって思っていた。だから映画が決まったときは『やったあ!』って感じ(笑)」
福くんから見て、福田雄一監督は「面白いものを作る天才」。今回の映画でも、福くんが以前から熱望していたというヘリコプターからのショットガン連射シーンをはじめ、様々なアイデアを脚本の中に取り込んでいってくれた。お気に入りは、現場で偶然生まれたという、電話を取ろうとしたデカ長がお茶をこぼしてしまうシーン。
「最初、台本にはなかったんだよ。テストのときは空っぽのコップだったけど、福が間違って倒しちゃったら監督が『それいいね』って(笑)」。福くんのお手柄でできたシーンだが、そんなこちらの言葉に「でも作ったのは監督だし」と照れ笑い。さらに、デカ長とは“男女の関係”にある鑑識課の凜子(吉瀬美智子)との屋上での密会シーンの話題になると、思わず赤面。「はじゅかしい……(笑)。吉瀬さんは……優しかったです。よく分かんない!」と顔を隠しながら体をクネクネさせた。
映画「ちょんまげぷりん」への出演が5歳のとき。その後、ダンスと歌も大ヒットした「マルモのおきて」、ドラマから映画にもなった「妖怪人間ベム」と次々と話題の作品に出演し、いまや「日本一忙しい小学生」とまで言われるようになった。俳優の仕事は「いろんな人になれたり、いろんな人と会って面白いことをいっぱい教えてもらえるから好き」と楽しみながらやっている。
一方で学校へ通い、友だちと遊ぶのも大好きだ。最近は、妹の夢ちゃんや友だちと「“家族ゴッコ”をすることが多い」という。仕事で演技をしているだけに、プライベートな時間でも演技をして疲れないかと心配してしまうが、「全然! 楽しいよ」とあっけらかん。同席していたお母さんいわく「子どもってとにかく、何かになりきるのが大好きなんです。はたから見ていると笑っちゃうくらい。いろんな世界を想像して完全に入り込んでいるんです(笑)」
実際に自分がイメージしたアイデアが映画の中で形となったことに刺激を受け、想像力はさらに膨らんでいる様子。早くも頭の中には続編の構想があるようで、「次はもう戦車でしょ! 上に乗って大砲撃ちたいです。あとは、ターザンみたいにヒモにぶら下がって、窓ガラスをぶち破って部屋の中に飛び込むのをやりたい!」
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