片瀬那奈、ボンテージで鞭打つ「変態仮面」ドSの母親 撮影は「激しすぎて…」
2013年3月14日 05:00
[映画.com ニュース] 「週刊少年ジャンプ」に連載された人気コミックを実写映画化する「HK 変態仮面」に、主人公・色丞狂介(しきじょうきょうすけ)の母親・色丞魔喜(しきじょうまき)役で、女優の片瀬那奈が出演していることがわかった。
原作は、1993~94年のわずか1年余りの連載期間にもかかわらず、芸能界にも隠れファンが多数いるといわれる伝説的な人気コミック。女性用のパンティを被った「変態仮面」として悪と戦う高校生・色丞狂介の姿を描いたアクションコメディで、「勇者ヨシヒコ」シリーズや「コドモ警察」で知られる福田雄一監督のメガホンにより実写化。原作ファンの小栗旬も脚本協力として参加し、変態仮面=色丞狂介役を鈴木亮平が演じる。
片瀬が演じるのは、主人公・狂介の母親で、刑事である夫が殉職し、女手ひとつで狂介を育てるSM女王の色丞魔喜。犯人を追ってSMクラブに踏み込んだドMの刑事と、ドSの女王様・魔喜が出会い、一目ぼれしあって結婚。そうして産まれたのが主人公の狂介という設定だ。父親譲りの正義感の強い少年に育った狂介は、銀行強盗に巻き込まれた片思いの同級生を助けるため事件現場に潜入。その際に誤ってパンティで覆面してしまい、自身の奥底に眠っていた変態の血が目覚めて「変態仮面」へと変身。母親譲りの超人的な鞭さばきも、変態仮面の武器のひとつとなる。
魔喜は自宅でも鞭を振り回す母親という役どころで、片瀬は、狂介の軟弱ぶりを嘆きながら鞭打つシーンからクランクインした。その後も、都内のSMクラブで狂介の父親となる刑事との出会いのシーンなどを撮影。刑事を演じる池田成志との息のあったSMシーンでは、本格的なボンテージ衣装で激しい鞭さばきと、柱に縛り付けられた刑事との言葉の掛け合いを繰り広げ、撮影が進むごとに振り切れた方向へと進んでいく片瀬と池田のやり取りは、現場でも爆笑を誘ったという。
片瀬は「福田さん×変態仮面と聞いただけでやりたい!! と即答でした」とオファーがきた際の心境を告白。「SM女王の母ということで、かなりファンキーなお母ちゃんになりました。激しすぎて、撮影の次の日は頭と首が痛くなりました(笑)。息子役の鈴木亮平さんとは年が1つ違いなんですが、なぜか親子にみえました。もう面白いのは間違いありません! お楽しみに」とコメントしている。
「HK 変態仮面」は4月13日全国公開。