さらなる飛躍を誓う「9nine」 中野サンプラザ公演で過去最大4400人動員
2013年3月13日 09:00
[映画.com ニュース] 女優の川島海荷ら5人で構成されるガールズグループ「9nine(ナイン)」が3月10日、東京・中野サンプラザホールでワンマンライブ「サンプラザの9nine~みんなで9nineでーす!」を開催した。昼公演「find out!」と夜公演「moving on!」の2回公演で計4400人のファンを動員。過去最大規模のワンマンを成功させ、「もっと上を目指して頑張っていきます!」とさらなる飛躍を宣言した。
2012年末の「クリスマスの9nine」から、今年2月に渋谷のクラブで行われた企画ライブ「青の9nine」「赤の9nine」を経てたどりついた「サンプラザの9nine」は、客席約2200席の2回公演で計4400人動員となり、昨年8月に日比谷野外大音楽堂で動員した約2600人を上回る同グループ過去最大規模。現メンバーへのリニューアル後にリリースした1stシングル「Cross Over」で幕を開けると、その後も「#girl」(昼公演)/「困惑コンフューズ」(夜公演)、「too blue」「119」「マテリアルワールド」など、ライブで盛り上がる定番ソングを序盤から出し惜しみなく一気にたたみかけ、瞬く間に観客のハートをつかんでみせた。
ライブ中盤にはDJ TEL_YEEをフィーチャー。「SHINING☆STAR」「チクタク☆2NITE」「少女トラベラー」「Love me?」といったBPMの速いクールな楽曲の数々をノンストップのDJミックスで繰り出し、間にはメンバーごとのフリーダンスパフォーマンスも。MCを挟んだ後半戦では、3月の卒業シーズンをテーマにした芝居を取り入れ、「koizora」(昼公演)や「オレンジdays」(夜公演)といった、学園生活に思いをはせる楽曲につないでいく演出で観客を魅了した。12月の「クリスマスの9nine」で初めて芝居を取り入れ、2月の「青/赤の9nine」では圧倒的なダンスパフォーマンスが評判だった「9nine」だが、今回のワンマンではそれらでつちかった経験や演出が取り入れられ、現時点での集大成ともいうべきステージとなった。
本編ラストナンバーは、メンバーの佐武宇綺が「“何があっても絶対大丈夫だから”。メンバー、そして会場の皆さんと、この言葉を信じて私たちは前に進んでいきたいと思います」と決意を述べるとともに紹介した、映画「スタードライバー THE MOVIE」主題歌の「colorful」が飾った。客席のアンコールに応えて再登場した後は、自己紹介ソング「9nine o'clock」で客席のファンも一緒に「9nineポーズ」を決めて盛り上がり、3月13日発売の2ndアルバム「CUE」収録曲の「CANDY」もライブ初披露。昼公演では現メンバーの出会いの曲でもある「Fly」、夜公演では未来を切り開いていく決意を歌った「SHINING☆STAR」で締めくくった。
2公演を終えた川島は「ここがゴールではないけど、達成感もある。まだまだ頑張れると思った1日でした」と充実した笑顔でコメントし、吉井香奈恵も「ずっと上を目指して頑張っていきます!」と力強く宣言。5~6月にはニューアルバムを引っ提げて全国7大都市ツアーが開催されることも発表され、さらなる高みを目指すことを誓って“アイドルの聖地”中野サンプラザでのライブは幕を閉じた。