劇場チェーンとスタジオ、映画の衛星配信を開始
2013年3月12日 22:45
[映画.com ニュース] 米パラマウント・ピクチャーズとウォルト・ディズニーが、衛星を利用した映画配信システムを進めるデジタル・シネマ・ディストリビューション・コアリション(DCDC)への参加を表明したと、ウォールストリート・ジャーナル紙が報じた。
DCDCは、AMCやリーガル、シネマークといった米主要映画館チェーンと、映画スタジオのユニバーサルとワーナー・ブラザースが共同で設立。衛星と地上波を利用してコンテンツを劇場に届ける新配信システムのテストを、昨年スタートさせた。
大半の劇場で映写機はフィルムからデジタルに変わったものの、映画配給に関しては、ムービーファイルを入れたハードドライブをスタジオが劇場に送り届けるという、以前と変わらない仕組みが採用されている。DCDCの試みが成功すれば、映画やテレビ番組、CMなどを衛星で配信することが可能になり、輸送費が削減できる。
また、インターネットよりも安定した供給が可能になる。今年中に本格始動が開始することになる予定だという。