新旧ボンド吹き替え声優が再結集
2013年3月9日 15:30

[映画.com ニュース] 映画「007 慰めの報酬」の新たな日本語吹き替え版の収録が3月9日、都内のスタジオで行われ、ボンド役の藤真秀、武田華、江原正士という豪華声優陣が顔をそろえた。
昨年「007」シリーズは誕生50周年を迎え、過去シリーズ22作品のテレビ放送用の日本語吹き替え版を収めたDVD-BOXを、4分割し順次発売するという企画が進行中。5月8日には最終巻となる第四期DVD-BOXが発売される。「慰めの報酬」は、昨年12月にTBSで地上波放送されたが、この放送で使用された吹き替え版はすでに発売されている同作単品DVDに収録されたもの。今回、継続性を重視し、ダニエル・クレイグ版ボンドのデビュー作となる「カジノ・ロワイヤル」のテレビ放送時の声優陣が再結集。新たに収録が行われることになった。
藤は、「カジノ・ロワイヤル」のテレビ放送時、オーディションでボンド役を勝ち取ったが「当時はすごく緊張したことを覚えています」と述懐。「まだ吹き替えの世界に入って日が経っていない頃で、いろんな方に覚えていただき仕事も増えました」と飛躍のきっかけになったことを明かし、強い思い入れをうかがわせた。
ショーン・コネリーの頃から「007」のファンだったという江原は、本作でマチュー・アマルリック演じる敵のボスであるグリーンの声を担当。「だいたいが敵役は強そうなんですが、今回のグリーンはこれまでで最も華奢で印象が薄い(苦笑)。気持ち悪い感じで役作りをしています」と語る。ちなみに、江原は5代目ボンドのピアース・ブロスナン出演の「トゥモロー・ネバー・ダイ」でボンドの声を担当しており、新旧のボンド声優が本作では敵味方に分かれて戦うことに。“新旧ボンド”共演について、「ダニエル・クレイグのシリーズからかなり強いハードボイルドになっている」とボンドの変化を分析し、「期待しています!」と藤にエールを送った。
この日、収録された「慰めの報酬」を含む6作の吹き替え版を収めた「007」TV放送吹き替え初収録特別版DVD-BOX(第四期)は、5月8日発売。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ