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長谷川博己、渡辺淳一原作「雲の階段」ドラマ化に主演!

2013年2月27日 07:00

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「雲の階段」に主演する長谷川博己と 共演の稲森いずみ、木村文乃
「雲の階段」に主演する長谷川博己と 共演の稲森いずみ、木村文乃

[映画.com ニュース] 俳優の長谷川博己が、渡辺淳一氏の原作をドラマ化する「雲の階段」(日本テレビ系で4月から毎週水曜午後10時~)に主演することがわかった。医療現場の最前線を舞台にしたメディカル・ラブサスペンス作で、長谷川は無資格医・相川三郎に扮する。

日本テレビのドラマで初めて主演を務める長谷川は現在、映画、ドラマ、舞台と引っ張りだこの存在。今作について、「渡辺さんというと『失楽園』や『愛の流刑地』といった恋愛の作品もありますが、今回の作品は、たとえば『無影燈』のような医療の要素が強い印象を受けた」という。

伊豆諸島にある過疎の島が舞台となる今作で、診療所に務める事務員・三郎は医師免許がないのにもかかわらず、村木所長(大友康平)の指導のもと、メスを握ることに。違法と知りつつ、持ち前の手先の器用さとまじめさ、勘の良さでめきめきと腕をあげていき、島の人々からも「若先生」と呼ばれるようになる。戸惑いながらも、「島から出なければいい」「これは人助けだ」と自分に言い聞かせ、医師の仕事をこなしていく。

医療について丹念に描かれる一方、恋愛の部分も見どころのひとつとなる。三郎を愛し、支え抜く決意を胸に抱く診療所の看護師・鈴木明子を稲森いずみ、東京の大病院院長を父に持つ令嬢・田坂亜希子を木村文乃が演じる。2人の“アキコ”との間で揺れ動く三郎の姿も描かれる。

長谷川は「それまで、僕が演じる三郎という人間は、そういうことがなかったんでしょう。運命に翻弄(ほんろう)されることに対して三郎がどう対処していくのか……というところは、演技をするうえで面白いところですし、その感情の機微みたいなものをうまく出せたらと思っています」と意気込む。

また、自らの役どころについては「僕も運だけでここまでやってきました(笑)。三郎とは、そこら辺の境遇が似ているのかもしれません」と笑う。そして、「三郎に関しては、それは運が良かったのか、悪かったのか……。というところも、ぜひドラマで見ていただきたいと思っています」とアピールすることも忘れなかった。

「雲の階段」は、4月に日本テレビ系で毎週水曜の午後10時から放送。

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