【第85回アカデミー賞】脚色賞は「アルゴ」クリス・テリオ!
2013年2月25日 13:30

[映画.com ニュース] 第85回アカデミー賞の授賞式が2月24日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、脚色賞を「アルゴ」のクリス・テリオが受賞した。
ベン・アフレックの監督第3作「アルゴ」で脚本を執筆したテリオは、今回の脚色賞ノミネートのほか、受賞こそならなかったが、第70回ゴールデン・グローブ賞でも脚本賞にノミネートされた。テリオにとっては、初の栄冠となる。
「アルゴ」は、アフレックが監督、製作、主演を兼務。1979年11月4日にイランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件の救出作戦を描いたサスペンスドラマ。テヘランで過激派に占拠されたアメリカ大使館から脱出したアメリカ人6人を無事に国外退避させるため、CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスが、「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、撮影スタッフに偽装して出国させようとする姿を描いた。
テリオは、07年にWIRED誌に掲載されたジョシュア・バーマンの記事「How the CIA Used a Fake Sci-Fi Flick to Rescue Americans from Tehran」を基に脚本を執筆した。
第70回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ドラマ)と監督賞に輝いたほか、第65回英国アカデミー賞で作品賞を含む3冠を達成。テリオは、今作を配給したワーナー・ブラザースと新たに2作品分の契約を締結している。
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