オバマ夫人が大絶賛「ハッシュパピー」シンデレラガールがホワイトハウスへ
2013年2月19日 17:00

[映画.com ニュース]2月13日(現地時間)、米ホワイトハウスで映画をテーマとした教育ワークショップが開催され、インディペンデント作品ながら、作品賞含むアカデミー賞主要4部門にノミネートされた「ハッシュパピー バスタブ島の少女」のベン・ザイトリン監督と主演のクワベンジャネ・ウォレス、ドワイト・ヘンリーが、ミシェル・オバマ夫人に招待された。
ワシントンやニューオーリンズから集まった約80人の学生たちを前に、オバマ夫人は「この映画は、私たちが日常の中で愛している人々がいかに私たちを形作っていくかということをすべての人々に深く考えさせられる作品です。映画に出てくるようなコミュニティーは、たとえどんな障害があったとしても乗り越えられる力を我々に与えてくれるということをこの映画は示してくれました。また、貧困と荒廃を描きつつも、同時にこの映画はいくつかの素晴らしい挑戦の中に込められた、希望と愛の物語でもあります」と見どころを紹介。少ない予算で本作を完成させたザイトリン監督と、演技経験なしで父親役を演じたヘンリーを称え、アメリカは挑戦するチャンスがある場であることの一例として語る。
4000人から選ばれたシンデレラガールで、史上最年少のオスカー主演女優賞候補となったウォレスについては「映画のオーディション時はわずか5歳だったのです。たったの5歳ですよ。想像してみて下さい。そして、彼女はまるで成長した大人のように今ここにいて、一人の女優として演技をしていることもよく分かっています。彼女は我々にちょっとだけ教えてくれるでしょう。5歳の子がどのようにしてせりふを覚え、役に入り込み、そしてキャラクターに息を吹き込むかを学んだのかということを。そしてだからこそ彼女はアカデミー賞にノミネートされているのです。それは本当に感銘深いことです。素晴らしく、めったに起こることではないと思います」と絶賛した。
ルイジアナ州ニューオーリンズで撮影された本作は、世界の果て“バスタブ島”に父親と二人で暮らす6歳の少女、ハッシュパピー。ある夜、嵐は少女の前から大事なものをすべてさらっていった。嵐が去った後、父親が少女に言った「強くなれ」という言葉と共に、少女は世界を守るため、勇気と生きる術を身につけていく。「ハッシュパピー バスタブ島の少女」は4月20日全国公開。
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