世界一予約のとれないレストラン「エル・ブリ」舞台の映画が製作へ
2013年2月17日 10:30

[映画.com ニュース] 世界最高のレストラン、世界一予約のとれないレストランとして知られたスペインの「エル・ブリ」を舞台にした映画が製作されることがわかった。製作会社のVendome Picturesが発表した。
バルセロナ近郊にあったエル・ブリは、カリスマオーナーシェフのフェラン・アドリアのもと、5年連続で英レストラン誌の「世界最高のレストラン」第1位に選ばれ、またミシュランの3ツ星を獲得するなど、世界の料理界の頂点にあったが、2011年に突然閉店した。
11年にはドキュメンタリー映画「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」が公開されたが、本作は俳優が演じる半フィクション映画となり、おもにエル・ブリの最後の1年が描かれる見込み。リサ・アベンドの著書「The Sorcerer's Apprentices: A Season in the Kitchen at Ferran Adria's ElBulli」をもとに、デビッド・ウィルソンが脚本を手がける。監督とキャストは未定。
米ワシントン・ポスト紙によれば、本作の撮影のために、年内に約1カ月間の期間限定でエル・ブリが営業を再開する予定があるという。アドリアが俳優たちに料理の訓練をすることが目的で、その際に作った料理を供するそうだが、場所は本来の店舗ではなく、ハリウッドに設置されたセットになる可能性もある。また、現時点ではその幸運な客をどのようにして選ぶかも決まっていないという。
なお14年には、料理の研究センター「エル・ブリ・ファウンデーション」の開設が予定されている。
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