椎名桔平、主演ドラマで原田眞人監督と4度目タッグ!劇場公開も決定
2013年2月12日 10:00

[映画.com ニュース] 俳優の椎名桔平が、スマートフォン向け総合エンタメアプリUULAが独占配信するドラマ「RETURN」に主演し、メガホンをとった原田眞人監督と4度目のタッグを組んでいることがわかった。配信開始に先立ち、今夏に映画として劇場公開されることが決まっている今作で、椎名はカジノの雇い主から日本人実業家の暗殺命令を言い渡され、10年ぶりに日本へ帰国する逃亡者・北原を演じる。
役所広司主演作「わが母の記」が、第35回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門で審査員特別グランプリに輝いた原田監督が、第62回カンヌ映画祭でグランプリを受賞した仏映画「預言者」に刺激を受けて企画。現代日本の狂気、暴力、欲望に満ちたアンダーグラウンドな世界をリアルに描写しながら、その背景にある家族のきずなや社会問題をも網羅した意欲作だ。
原田監督は、若年層の映画離れに相当な危機感を抱いており、UULAでの取り組みが“起爆剤”になるのではと意欲を燃やす。「わが母の記」は50歳以上がメインターゲットだったが、「若い人をターゲットにしたとき、僕たち作り手が若い人たちにこびるようになってしまうと作品の質は下がってしまいます。クオリティが高いもので若者に見てもらえるものを作るには、“最初に配信して、内容を確認してもらったうえで映画館に足を運んでもらう”というやり方は、非常に効果的だと思った」と言及。だからこそ、「現代の若者を映画好きにするために必要な新たな戦略だと思っています」とコメントを寄せている。
椎名にとって、原田監督との仕事は「金融腐蝕列島 呪縛」を皮切りに、「突入せよ!あさま山荘事件」「魍魎の匣」と続き、今作が4度目となる。それだけに思いもひとしおで「この作品は、役所広司さんが主演されていた『KAMIKAZE TAXI』という原田監督作の続編的な感じもあります。役所さんとは『金融腐蝕列島 呪縛』のときに共演させていただいて、演技の面でとても影響を受けました。その役所さんが演じていた役どころを自分が演じるにあたって、どういう風に演じることができるかという、自分に対する興味もわいてきました」と明かす。
原田組の現場については、「常に緊張感があります。それは強いられているものという感じではなくて、心地よい緊張感」と表現。さらに、「全員が1カット1カットに集中していて、それがおのずと緊張感が絶えない現場につながっているんです。以前の監督もそうでしたが、今回はより“熟成”されたような印象を受けました」と述懐した。
近日配信予定の「RETURN」は、毎週日曜日更新。1話約14分で、全8話で構成されている。ドラマ第1話は、無料配信されることが決定。UULAアプリをダウンロードすれば、会員登録しなくても“お試し視聴”が可能になるという。
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