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「アバター」盗作疑惑訴訟、ジェームズ・キャメロン監督が勝利

2013年2月8日 12:20

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「アバター」の一場面
「アバター」の一場面
(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

[映画.com ニュース] 歴代最高の興行収入を誇る「アバター」の盗作訴訟において、ジェームズ・キャメロン監督側が勝利したと、Deadlineが報じた。

裁判の原告は画家ジェラルド・モラウスキー。その主張によれば1991年、キャメロン監督に美術品4点を販売した際に、「ガーディアンズ・オブ・エデン」という映画の構想を売り込んだ。鉱石を狙う強欲な人々と原住民との争いを描く環境映画で、「アバター」は自らのアイデアをもとにしているとして、原作者としての報酬を求める訴えを11年12月に起こしていた。

しかし、カリフォルニア州の連邦地裁は、キャメロン監督が「アバター」の原作者である「明確で議論の余地のない証拠がある」として、原告の訴えを却下。この結果に、キャメロン監督は「裁判所がモラウスキー氏の見え透いた嘘を見抜いてくれたことに感謝します」と声明を発表した。

アバター」に関しては、相次いで盗作訴訟が起きており、昨年9月にもキャメロン監督は自作を盗作されたと主張する作家の訴えを退けている。現在の心境を、「成功した映画があると、自分のアイデアが盗作されたと主張する人がゾロゾロと出てくるのは、この業界の悲しい現実です」と述べている。

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