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若き日の恋に解任騒動……竹中直人&奥山和由が山梨との意外な縁語る

2013年2月1日 14:00

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山梨への思いを語った竹中直人監督
山梨への思いを語った竹中直人監督

[映画.com ニュース] 山梨県で映画と文学をテーマにした映画賞「山梨文学シネマアワード 2013」の関連企画として、「R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私」でタッグを組んだ竹中直人監督と奥山和由プロデューサーによるトークイベントが1月31日、甲府富士屋ホテルで行われた。

山梨県のイベントということで、同地とのつながりを問われた竹中は「昔、好きな子が甲府に住んでいて通ったことがあります。甲府というとその子を思い出します」と若き日の恋愛秘話を披露。山梨を代表する景勝地のひとつ、昇仙峡に別荘を持つ奥山氏は松竹解任騒動の際、知人の招きで同地を訪れたことがきっかけだと明かし「毎日ネガティブな情報を垂れ流される状況の中、東京を離れて昇仙峡の先のノースランドで過ごしました。そこはまるで、宮崎駿のトトロの世界。日本があらぬ方向に流れていっても元来の日本、現代に毒されることのない空気があって、自然回帰ができた。自分が一番傷ついているときに、一番癒してくれた場所。人間を信じる気力を取り戻させてくれた場所」と当時を振り返りながら同地の魅力を語った。

トークは「山梨文学シネマアワード」創設顧問小松澤陽一氏の進行で進められ、竹中、奥山両氏は地元の一般参加者からの質問を受け付けるなど、地方都市での映画イベントらしい和やかな雰囲気で会が進行した。

イベント参加者から、ふたりに山梨発の映画をつくってほしいとの要望が出るひと幕も。漫画家つげ義春氏の代表作「無能の人」の映画化で監督デビューした竹中は、「今年つげさんからの年賀状に『暗い映画を見たいです』とあったんです。その言葉にしびれました。いつかつげさんの作品をこっち(山梨)で撮れたら楽しいなと思います」と意欲を見せた。

「R-18文学賞」作品を原作に選んだ理由を問われた奥山氏は「今、映画の本流はテレビ局がつくるものがほとんどで、放送コードというものがあり、『仁義なき戦い』や日活ロマンポルノも作れない時代。それは息苦しくてつまらないという思いから、たまにはエッジのきいた、映画館でしか見られない、なおかつ見た後にちょっと得をしたような気分になる作品を竹中さんとつくった」と新作をアピールした。

R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私」は2月2日全国で公開。

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