AKB48リクエストアワー、若手チームの代表曲が「ヘビロテ」3連覇を阻む
2013年1月29日 19:00
[映画.com ニュース] アイドルグループ「AKB48」が1月24~27日の4日間、TOKYO DOME CITYホール(東京・文京区)でライブイベント「リクエストアワー セットリスト ベスト100 2013」(以下、リクエストアワー)を開催。一昨年、昨年と目下2連覇中だった大島優子のセンター曲「ヘビーローテーション」を退け、元チーム4の代表曲「走れ!ペンギン」が1位に輝いた。
リクエストアワーは、AKB48グループ(AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、SDN48)のシングル曲やアルバム曲、劇場公演曲など全536曲を対象にファン投票を行い、100位から1位まで1日に25曲ずつカウントダウン形式で発表していく「楽曲版総選挙」とも言えるライブイベント。2008年から毎年開催され、その歴史は選抜総選挙やじゃんけん大会よりも長く、これまでにも数々のドラマを生んだファンにはおなじみの恒例イベントだ。
11年、12年のリクエストアワーでは、大島優子がセンターを務めるAKB48の代表曲「ヘビーローテーション」が1位を戴冠し、毎年1位が入れ替わるリクエストアワーで初の連覇を達成。今年は同曲の3連覇が成し遂げられるのかに注目が集まるなか、昨年10月末で解散したチーム4の代表曲「走れ!ペンギン」が1位に輝いた。
チーム4は、次世代エースとして注目を集める島崎遥香ら若手の9期生を中心に11年6月に結成。しかし、昨年11月にAKB48が新体制に移行するにあたり10月末で解散し、メンバーはそれぞれ他チームへ別れた。活動期間が短く、劇場公演では先輩チームの楽曲をカバーしていたため、オリジナルの持ち歌は「走れ!ペンギン」(24thシングルカップリング)や「直角Sunshine」(アルバム「1830m」収録)など数曲。今年のリクエストアワーでは、チーム4解散を惜しんだファンから、同チームを再びステージに立たせようという呼びかけもあり、同チームに初めて与えられたオリジナル曲の「走れ!ペンギン」に票が集まった。その結果、並みいる人気曲を押しのけ1位を獲得。センターを務めた島崎は「ファンの皆さんのおかげで、今ここで(チーム4の)みんなで集まって歌って踊れることがすごくうれしいです。ありがとうございます!」と笑顔で語り、同チームで一時キャプテン代行も務めた島田晴香は、「チーム4は解散してしまったけど、忘れないでいてくれたことがうれしくて……」と号泣した。
また2位には、中国・上海のSNH48へ移籍した宮澤佐江がセンターの「奇跡は間に合わない」がランクインし、劇場公演のユニット曲としては過去最高位を獲得。3位は篠田麻里子がじゃんけんでセンターを勝ち取ったことでも話題を集めた「上からマリコ」が入り、「ヘビーローテーション」は4位だった。この結果を受け、グループ総監督の高橋みなみは、「順位が読めなくて、今年もやっぱり『ヘビーローテーション』1位なのかなと思っていたんですけど、やっぱりそうはならなくて。去年1年間の48グループの出来事だったり物語が、こうして順位にかかわってくるんだなと思った」と総括した。
また4日間を通してサプライズ発表も多数あり、4月25~28日に日本武道館で各48グループがそれぞれ単独でコンサートを行う「AKB48フェア」(全6公演)や、6月に女性アーティストでは史上初となる日産スタジアム(収容人数約7万人)を会場としたコンサート「AKB48スーパーフェスティバル(仮)」の開催、各48グループ劇場支配人の新人事なども発表された。
リクエストアワー4日間と、23日に開催された「ユニット祭り 2013」をあわせた計5日間の模様は、すべてがYouTubeで生中継され、再生回数は合計800万回を突破。特にリクエストアワー最終日だけで360万回を数え、YouTubeでのライブ配信で国内最高記録だった昨年のAKB48第4回選抜総選挙の300万回を超えた。
2. 奇跡は間に合わない
3. 上からマリコ
4. ヘビーローテーション
5. 虫のバラード
6. 愛しきナターシャ
7. チームB推し
8. 夜風の仕業
9. 夢の河
10. 泣きながら微笑んで
11. 重力シンパシー
12. ファースト・ラビット
13. 狼とプライド(SKE48)
14. ギンガムチェック
15. 枯葉のステーション(SKE48)
16. UZA
17. 君のことが好きだから
18. 孤独なランナー(SDN48)
19. ハート型ウイルス
20. アボガドじゃね~し…
21. 北川謙二(NMB48)
22. 思い出以上(SKE48)
23. 初日
24. 純情主義
25. プラスティックの唇
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