「クラウド アトラス」中国では検閲で大幅カット
2013年1月23日 21:10

[映画.com ニュース] トム・ハンクスやハル・ベリーが出演している大作「クラウド アトラス」が、中国では検閲により約40分カットされて公開されることになったと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
同作は、デビッド・ミッチェルのベストセラー小説を「マトリックス」のラナ&アンディ・ウォシャウスキーと「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクバの3人が映画化した作品。異なる時代と場所を舞台にした6つのエピソードが平行で描かれる意欲作だ。
ハンクスやベリー、ヒュー・グラント、ヒューゴ・ウィービングらメインキャストが異なるエピソードで、複数のキャラクターを演じていることも話題となっている。同作の上映時間は169分だが、このほど北京で行われたプレミアで上映されたバージョンは130分。検閲が男性同士のラブシーンを含む性的な場面を大幅に削除する一方で、暴力描写のほとんどはそのまま残されたという。
なお、監督サイドは中国で映画上映する際の制約を理解しているものの、再編集にはノータッチだという。現在、中国で上映中の「007 スカイフォール」も、中国人のドアマンが殺害される場面と、中国の諜報機関がごう問や売春に関与しているという会話が削除されている。「クラウド アトラス」は、1月31日に中国で劇場公開される。日本公開は3月15日。
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