“第4の「攻殻機動隊」”製作決定 豪華スタッフ陣で挑む「攻殻機動隊ARISE」
2013年1月16日 05:00

[映画.com ニュース] 士郎正宗氏のコミックを原作とした人気アニメーション「攻殻機動隊」シリーズの最新作となる「攻殻機動隊ARISE」が製作されることがわかった。過去の同シリーズを手がけてきたプロダクションI.Gが引き続きアニメーション制作を担い、同スタジオきってのアニメーターとして知られる黄瀬和哉が総監督を務める。さらに脚本、構成を「マルドゥック・スクランブル」「天地明察」の冲方丁氏、音楽を海外でも著名なコーネリアスが担当し、原作者の士郎氏もプロジェクトに携わっていくという豪華な布陣も明らかにされた。
「攻殻機動隊」は、近未来の日本を舞台に、発達したネットワーク社会において多発するコンピューター犯罪や、サイバーテロなどに対抗するため組織された超法規特殊部隊「公安9課」=通称「攻殻機動隊」の活躍を描いたサイバーパンク。1989年に「海賊版ヤングマガジン」(講談社)で発表された士郎氏の同名コミックを原作に、95年に押井守監督が「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」として長編アニメ化。同作は海外でも人気を博し、2004年には続編「イノセンス」も製作された。
また、押井監督とは別に、神山健治監督もテレビアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(02)、「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」(04)、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」(06)を手がけ、人気シリーズとして定着。「攻殻機動隊ARISE」は、原作コミック、押井監督版、神山監督版に続く“第4の「攻殻機動隊」”として製作されるという。
総監督を務める黄瀬は、押井監督の劇場版2作で作画監督を担当したほか、「機動警察パトレイバー」や「新世紀エヴァンゲリオン」など名だたる人気作品を支えてきた実力派アニメーター。本屋大賞受賞作の時代小説「天地明察」で一躍名を広めた冲方氏は、小説家として活躍する一方で、日本SF大賞を受賞した自著「マルドゥック・スクランブル」の劇場アニメ3部作やロボットアニメ「蒼穹のファフナー」などで脚本、シリーズ構成を務めた経験をもち、SFアニメとは縁が深い。人としての存在の境界線を哲学的に問うた押井版、薬害や難民、高齢化社会など現代にも通じる社会問題に切り込んだ神山版に続き、今回の豪華スタッフ陣が生み出す新たなアニメ版「攻殻機動隊」が、どのような物語を展開するのかにも注目が集まる。
なお、本作の公開形態や最新映像については、2月12日午後6時から東京・六本木のニコファーレで製作会見を行い、詳細を発表する。会見の模様は公式サイト( http://www.kokaku-a.com )を通じて全世界に無料でライブ配信される。
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