PFFグランプリ受賞作「くじらのまち」、ベルリン映画祭で世界進出
2013年1月9日 08:00

[映画.com ニュース] 第34回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)のコンペティション部門「PFFアワード2012」で、グランプリを受賞した「くじらのまち」が、2月7~13日にドイツで開催される第63回ベルリン国際映画祭「フォーラム部門」に、正式出品されることがわかった。準グランプリ受賞作「魅力の人間」が、1月23日~2月3日にオランダで行われる第42回ロッテルダム国際映画祭「Bright Future部門」で、上映されることも決定した。
ベルリン国際映画祭「フォーラム部門」は、実験的な作品や過去の名作を紹介してきた。同映画祭では、2008年に同部門で最優秀新人賞に輝いた第17回PFFスカラシップ作品「パークアンドラブホテル」(07/熊坂出監督)をはじめ、PFFで注目を集めた20作品が招待されている。
ロッテルダム国際映画祭は、新人監督の登竜門として知られる。「Bright Future部門」では、新人監督の1、2作目を対象に作品を紹介している。二ノ宮隆太郎監督作「魅力の人間」は、自動販売機の修理工場を舞台に、工場で働く男たちの日常に浮かび上がる不穏をとらえた。第32回バンクーバー国際映画祭「コンペティション部門」での上映も決定している。
「くじらのまち」「魅力の人間」をはじめ、「PFFアワード2012」で注目を集めた作品は、ベルリン国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭を皮切りに、バンクーバー国際映画祭で3作品、釜山国際映画祭で1作品が上映される。
なお、「PFFアワード2012」に入選した16作品を一挙に上映する「第34回 PFF ぴあフィルムフェスティバル」の京都開催が、2月16~22日に決定。4月には福岡、5月には名古屋での実施が予定されている。
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