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アメコミ映画批評の第一人者も太鼓判!「エイトレンジャー」男だらけの試写会開催

2013年1月8日 17:00

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杉山すぴ豊氏(左)、伊藤さとり(右)も 会場に集まった男性映画ファンと一致団結!
杉山すぴ豊氏(左)、伊藤さとり(右)も 会場に集まった男性映画ファンと一致団結!

[映画.com ニュース]「劇場版 SPEC 天」の堤幸彦監督がアイドルユニット「関ジャニ∞(エイト)」とタッグを組んだ、SFアクション「エイトレンジャー」のブルーレイ&DVD化(1月25日発売)を記念し1月7日、都内でイベント試写会が開催された。映画パーソナリティの伊藤さとり氏、アメコミ・ヒーロー映画批評で知られる杉山すぴ豊氏による“ヒーロー映画”をテーマにしたトークショーが行われた。

同作は、2035年の格差社会が進んだ日本を舞台に、夢を失った若者たちが苦難を乗り越え、“真の正義の力”に目覚めていく姿を描くヒーローアクション。「関ジャニ∞のコンサートの企画コーナーが原案で、コメディを予想して見たらえらくリアルだった」と杉山氏が驚いたほど“本気”のヒーロー映画で、12年7月の公開時には、155スクリーンの公開規模ながら興行収入11億6000万円を突破している。

この日は「男だらけの試写会」と銘打ち、SFやアクション、ヒーロー好きの男性映画ファンが客席に集結。「ダメダメなヒーローを描くのが『キック・アス』みたい。現実社会の中でヒーローがいるというのは、『ウォッチメン』もそうですよね。ヒーローだからって必ずしも報われないという点も似ている。(時給が発生する)職業としてヒーローをしているという点も面白い」(杉山氏)、「回想シーンがコミック風(の絵)に表現されている」(伊藤)など、アメコミ映画との共通点が指摘された。

また、「アベンジャーズ」と比較しながら、杉山氏は「(登場する)7人の出番を均等に描くのが一番難しいんです。裏切るやつが出てきたりしながら、最後はひとつにまとまるというヒーロー映画の醍醐味がある」と同作を高く評価。そして、「これはヒーロー映画で一番大事なことなんですが、『ヒーローは何のために戦わなくてはいけないのか?』というテーマがしっかり入っています。すごい能力があっても、ヒーローはすべての人を助けられないんですね、でもなぜ戦うのか。日本の作品では意外にないんですが、本作では『助けられる人がいるなら、助けるのがヒーローだろ?』というセリフがさりげなく入っていて、ちゃんとヒーロー映画を作ろうとしているんだな、と思いましたね」と太鼓判を押した。

エイトレンジャー」ブルーレイ&DVDは、1月25日発売。レンタルは1月11日から開始。

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