【全米映画ランキング】「ホビット」V2。「アウトロー」2位、「ノックトアップ」のスピンオフが3位
2012年12月25日 18:55

[映画.com ニュース]クリスマス直前の全米ボックスオフィス。4本の新作がランクインした先週末だったが、ピーター・ジャクソン監督の「ホビット 思いがけない冒険」が約3670万ドルの興収でV2を果たした。
同作の10日間の累計興収は約1億5000万ドル。現状の数字を見る限り、最終興収は2億5000万~2億8000万ドルあたりになりそうだが、年末年始の成績如何によっては3億ドルに届く可能性も十分にある。
初登場2位はトム・クルーズ主演「アウトロー」。イギリスの小説家リー・チャイルドによる連作ミステリー小説の一編を映画化したハードボイルドアクション。元アメリカ陸軍捜査官の流れ者ジャック・リーチャー(クルーズ)がピッツバーグ近郊で発生した無差別銃殺事件の真相に迫る。オープニング興収は約1500万ドルで、最終興収は7000万ドル~8000万ドルほどになりそう。
3位に初登場となったのは、ジャド・アパトー監督による2007年公開の大ヒット作「無ケーカクの命中男 ノックトアップ」のスピンオフ「This Is 40」。「ノックトアップ」に登場したピートとデビーの夫婦が主人公となり、倦怠期を迎えた40代カップルとその家族の日常をコミカルに描いたファミリーコメディ。ピートを演じるポール・ラッド以外のレスリー・マン(デビー役)と娘ふたりは、本作でも監督を務めたアパトーの実の妻子で、アパトー一家の生活が多分に反映された作品となっている。共演はモードとアイリスのアパトー姉妹にジェイソン・シーゲル、ミーガン・フォックス、アルバート・ブルックス。R指定のためか、オープニング興収は約1200万ドルとやや低め。「ノックトアップ」の最終興収が約1億4800万ドル(オープニング興収は約3000万ドル)だっただけに、もう少し頑張ってもらいたいところだ。
オープニング興収約530万ドルで6位初登場となってしまったのは、「ノックトアップ」の主演セス・ローゲンと大物スター、バーブラ・ストライサンド共演によるロードムービー「The Guilt Trip」。軽い気持ちで実家に寄った中年男が自分の母親とふたりで長距離ドライブに出ることになり、行く先々で珍事件に巻き込まれるという内容。ヒットメーカーふたりの主演だったが、好スタートを切ることが出来なかった。監督は「あなたは私の婿になる」のアン・フレッチャー。
その他、7位にはディズニー/ピクサーのヒット作「モンスターズ・インク」の3D版「モンスターズ・インク 3D」がランクインした。
クリスマスはクエンティン・タランティーノ監督による西部劇「ジャンゴ 繋がれざる者」に、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ共演のミュージカル「レ・ミゼラブル」、ビリー・クリスタル、ベット・ミドラー、マリサ・トメイ共演のコメディ「Parental Guidance」が拡大公開となる。
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