室井滋“欠席裁判”で綾野剛の前髪にダメ出し
2012年12月15日 16:49

[映画.com ニュース] 母親の娘に対する過干渉をテーマに、2組の母娘の運命を交錯させた映画「たとえば檸檬」が12月15日、東京・シネマート六本木で初日を迎え、片嶋一貴監督と出演の韓英恵、有森也実、内田春菊、室井滋が舞台挨拶を行った。
母親からの自立に悩む主人公のカオリを演じた韓は、「東日本大震災のころに撮影をしていて、やっと公開されてうれしい。テンションがハイのまま持続しなければならず、撮影が始まってからは本当に大変でした。役づくりもその部分を一番心がけていました」と。感慨深げ。境界性パーソナリティ障害に苦しむ香織役の有森は、「本を読んだりして、できる限りのことはしましたが、特別な感じでやってはいけない、ニュートラルな状態で不安定さを出そうと思って演じました」と振り返った。
カオリの母親役で、時に暴力も振るう熱演を見せた室井は、「殴ったり蹴ったりするのは、愛情の裏返し。スタッフに英恵ちゃんの弟がいて、『姉ちゃん、やばいぜ』と言っていましたが、そこは演技なので」と釈明。すると、韓が「まったく痛くありませんでした。優しいお母さんでした」とフォローし、会場は和やかな笑いに包まれた。
だが室井は舌鋒を緩めず、片嶋監督と韓に向けられた、この日はスケジュールの都合で欠席の綾野剛に関する質問にも介入。「彼は前髪、長すぎだよね。顔の全ぼうが知りたくて、いつかあの前髪をペロッと上げてみようと思っていたけれど機会がなかった。でも、あの前髪のすき間から見えるバンビみたいな目が人気の秘密なんだろうなあ」と持論を展開した。
そんなくだけた雰囲気の中でも、片嶋監督は冷静に「タイトルの檸檬(レモン)は、いろいろな意味にとらえられる何かの象徴です。皆さん、自分なりのレモンを考えてください」と。「この映画は、役者たちの競演、意欲と才気で成り立っている。しっかりと見ていってください」とし、パンフレット購入者に対し出演者と即席のサイン会を開いてアピールに努めていた。
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