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映画興行収入ダウンは有名ファイル共有サイトの閉鎖と関連?

2012年12月6日 09:30

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閉鎖されたファイル共有サービス「メガアップロード」
閉鎖されたファイル共有サービス「メガアップロード」
写真:AP/アフロ

[映画.com ニュース] 著作権侵害の温床といわれていたオンラインのファイル共有サービス「メガアップロード」が閉鎖されたことで、映画の興行収入が減少しているという研究結果が全米で発表され物議を醸していると、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

メガアップロードは大手オンラインストレージサービスのひとつで、米司法省と連邦捜査局は著作権侵害を理由に今年1月に関係者を逮捕したため、サイトは閉鎖に追い込まれた。今回の逮捕は、海賊版による損害被害を訴えるアメリカ映画協会(MPAA)などの業界団体に後押しされて行われたものだが、実は違法ダウンロードの流布が映画興行に貢献している可能性があるという研究結果が発表された。

ロサンゼルス・タイムズ紙によれば、発表を行ったのは、ミュンヘン工科大学付属ビジネススクールと、コペンハーゲン・ビジネス・スクールの研究者。メガアップロードの閉鎖後、小規模映画の興収が落ちこんでいることから、海賊版の普及は映画界を活性化させていた可能性があるとしている。これに対し、MPAAは猛反発。この研究は、観客の趣味など映画興収を左右するさまざまな要素を考慮しておらず、説得力を欠くとしている。

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