吉永小百合、学生500人と交流 “声出なくなった”20代の挫折を明かす
2012年12月1日 07:00

[映画.com ニュース] 女優の吉永小百合が11月30日、東京・有楽町の丸の内TOEIで主演最新作「北のカナリアたち」の上映後にティーチインを行った。「若い世代の方と交流したい」という吉永たっての希望で、学生500人を招待。学生からの質問に答える形で「25、6歳のときに、過労で声が出なくなってしまった」と当時の挫折を明かし、「周りの皆さんから『今できることをやればいい』と言っていただき、何とか乗り越えることができた。辛いときに『ひとりじゃない』と感じられたからこそ、今につながっている」と学生にメッセージをおくった。
映画は北海道の離島を舞台に、女性教師・はる(吉永)と生徒6人の間で起こった20年前の転落事故を軸に、再会した双方の思いが複雑に絡み合いながら、封印された衝撃の真実が明かされるヒューマンサスペンス。
吉永は「今回は若い俳優さんが、私に思いをぶつけるシーンが多かったので、とにかくその思いを受け止めようとした」といい、「言葉にせずとも、はる先生の心が“表情”のどこかに出せればいいなと思った」。共演した宮崎あおい、松田龍平らを「とても素晴らしい俳優さんたちで、たくさんのことを教えてもらった」と絶賛した。
ティーチインにはメガホンをとった阪本順治監督が同席し、「多くを語らない吉永さんの言葉を内包したクローズアップを、いかにたくさん印象的に撮るかが一番の課題だった」と吉永と同じく“表情”にこだわったと述懐。問題児だったという学生時代や、映画監督になったいきさつを交えながら「ぜひこの映画から、今自分が生きているという実感を持ち帰ってもらえれば」と学生に語りかけていた。配給の東映によると、11月28日に観客動員100万人を突破したという。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【殺しはアマチュア、しかし頭脳は最高】スパイ史上最も地味、だが最も予測不能な男が面白すぎた!
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

アンジェントルメン
【イカれた映画が爆誕】危険な色気の“異常者”たちが無許可のミッションに挑む…ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

片思い世界
【超ネタバレ厳禁→からの涙腺崩壊】あ~!何も言えない! とにかく観て!!【ネタバレなしレビュー】
提供:リトルモア

ミッキー17
【観たら社畜の憂鬱が吹っ飛んだ】過酷なブラック仕事を描いた至高エンタメ…スカッとすぎるんじゃ!
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観よう!【奇跡のヒット作】
提供:JCOM株式会社

世界熱狂、衝撃の問題作
【この村の住人は、人を喰ってる】映画.comが今年最も期待するドラマ…ついに「ガンニバル」が終わる
提供:ディズニー

映画館で観ないとぜっっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI