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岡田准一、榮倉奈々を平手打ち「泣かれて動揺」

2012年11月10日 06:00

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製作現場会見が行われた「図書館戦争」
製作現場会見が行われた「図書館戦争」

 [映画.com ニュース] 有川浩氏の人気小説を実写映画化する「映画 図書館戦争」の製作会見が11月8日、タイトルにちなみ撮影現場近くの常総市立図書館で行われ、主演を務める「V6」の岡田准一、ヒロイン役の榮倉奈々をはじめ、この日発表された新キャストの田中圭福士蒼汰栗山千明石坂浩二が出席した。

外伝を含むシリーズ6巻累計の発行部数が280万部を突破した原作は、アニメ映画化もされた大人気小説。人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められた、2019年の日本が舞台。武力行使さえ許される不当な検閲から“本”を守る自衛組織「図書隊」の隊員たちによる命がけの戦いとともに、図書隊員の鬼教官・堂上篤(岡田)と新米女性隊員・笠原郁(榮倉)の恋愛模様が描かれる。

細かい軍事指導を受けて撮入した岡田は、劇中で榮倉を平手打ちするシーンがあるそうで「一発『パン!』と叩いたら、泣かれてしまいました……。ものすごい罪悪感で、その後のセリフは動揺を隠せませんでした(笑)」と述懐。一方の榮倉は、「鬼教官が予想以上、台本以上に鬼で、心がめげそうになりましたが、逆に『チクショー』って燃えて演じています!」。平手打ちのシーンについては、「私は親にも殴られたことがないので、想像を超える衝撃でした(笑)」と明かした。

ほかのキャストも、それぞれが意欲的に撮影に臨んでいる。「誰もができると思い込んでいる『回れ右』をするのが、こんなに難しいとは思いませんでした(笑)」(田中/小牧幹久役)、「アニメファンが多いと聞いていますので、実写版のファンを増やしたい」(福士/手塚光役)、「アクションシーンが私にはないので、みんなが羨ましい!」(栗山/柴崎麻子役)、「表現の規制に対する抵抗といった、社会的テーマが盛り込まれた作品。そのメッセージをひとりで請け負うキャラクターなので、責任を感じながら演じている」(石坂/仁科巌役)。

9月29日にクランクインした今作は、防衛省(陸上自衛隊、航空自衛隊)の協力のもと、入間基地、熊谷基地や、水戸、甲府、北九州など各地の図書館で撮影を敢行中。12月初旬に撮了を予定している。

「映画 図書館戦争」は、2013年4月27日から全国で公開。

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