ビビアン・スーが個人的に出資 台湾歴史大作「セデック・バレ」来春公開
2012年10月31日 14:00

[映画.com ニュース] 台湾の歴史大作映画「セデック・バレ」が来春、「第一部:太陽旗」と「第二部:虹の橋」の2部構成で劇場公開されることがわかった。提供はマクザム、配給は太秦が担当する。
本作は、「海角七号 君想う、国境の南」をいきなりメガヒットさせたウェイ・ダーション監督による最新作。日本統治下の台湾で起きた、台湾先住民・セデック族による抗日暴動「霧社事件」を映画化したもの。第一部の「太陽旗」では、日本の統治下で独自の文化をないがしろにされ、苦しい生活を強いられてきたセデックの人々が、あるいさかいをきっかけに部族の誇りをかけ武装蜂起するまでを、第二部「虹の橋」ではセデック族の人々の間で「死後に渡る」と信じられてきた虹の橋を象徴とし、蜂起した彼らに対する日本の警察および軍部の報復、そしてそれらがもたらす多大なる犠牲と悲劇が生々しく描かれる。
ウェイ監督は、本作を撮影するために「海角七号」を製作し、自らの実力を証明して見せた経緯がある。今回は、「レッドクリフ」のジョン・ウーを製作に迎え、前作に比べて資金は集まったものの、村ひとつまるごとオープンセットを組み上げるなどし、全てにこだわった結果、製作費が底を突く事態となり、祖母が原住民族出身であるビビアン・スーが不足分を個人的に出資したというエピソードがある。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー