永作博美「四十九日のレシピ」で5年ぶり女性監督とのタッグ
2012年10月31日 07:00

[映画.com ニュース] 女優の永作博美が、伊吹有喜氏の人気小説をタナダユキ監督が映画化する「四十九日のレシピ」に主演することがわかった。永作にとって、井口奈己監督作「人のセックスを笑うな」以来となる女性監督とのタッグとなり、どのような相乗効果が生まれるのかに大きな注目が集まる。
同作は昨年、NHKが和久井映見、伊東四朗らの出演でドラマ化したが、映画化に際しキャストを一新。主人公の百合子を永作が演じるほか、百合子の父・良平役に石橋蓮司、日系ブラジル人ハル役に岡田将生、派手で不思議な少女イモ役に二階堂ふみ、百合子との関係が冷め切った夫・浩之役に原田泰造が息吹を与える。
永作は、原作について「泣いて、笑って、とても優しく朗らかな読後感。本作中に描かれている四十九日を成功させたいと思いました」とコメントを寄せており、10月31日のクランクインを心待ちにしている。
映画は、亡き母の「幸せに生きるためのレシピ」を通じ、残された家族が心の傷を抱えながら自らの人生について改めて考え直し、再生に向かってそれぞれが前進していく姿を描く。撮影期間は約1カ月で、岐阜や愛知を中心にオールロケが行われる予定だ。
「四十九日のレシピ」は、2013年に全国で公開。
関連ニュース






【第78回カンヌ国際映画祭】カズオ・イシグロ原作、戦争の記憶や女性の自立描く石川慶監督「遠い山なみの光」に熱い喝采 広瀬すず、吉田羊、松下洸平ら会見
2025年5月17日 22:00
取材 邦画 海外映画祭