映画予告60本を“イッキ見”大槻ケンヂのオススメは?
2012年10月25日 19:46
[映画.com ニュース]「映画館へ行こう!」実行委員会が主催するプレゼンテーション「新作映画 イッキに見せます!in 東京国際映画祭」が10月25日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。
同委員会を構成する日本映画製作者連盟(映連)、外国映画輸入配給協会(外配協)、モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)、全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)の加盟各社が、11月3日以降、2012年にかけて公開予定の新作の予告編約60本を一挙上映。映画通で知られるロック歌手の大槻ケンヂが、作品ごとに独自の見解を語った。
「サヴェージズ(原題)」(2013年上半期予定)に出演しているベニチオ・デル・トロに対し、「この人、古谷一行さんに似ていない? 誰かに似ていると思うと、ずーっとそういう目で見ちゃうんだよね」と感想。ブラッド・ピット主演の「KILLING THEM SOFTLY(原題)」については、「このくらいの俳優になると、当たり外れがあって安定しないんだよね」と疑問を呈した。
その中で最もタイトルに反応したのが「人生、ブラボー!」(2013年1月予定)。精子バンクに登録していた中年男性が、いつの間にか533人の父親になっていたという人間ドラマで、「この邦題、よくぞ付けたねえ。ちょっと笑っちゃうタイトルだけど、きっといい気持ちで劇場を出られる作品なんだろうね」と興味深げだ。
そして、「たくさん見すぎて、分からなくなっちゃったよ」と迷いながらも、ロバート・デ・ニーロが出演する「レッド・ライト」(2013年2月予定)を注目度No.1にピックアップ。「映画を死ぬほど見ている時期に、同じ作品の予告を6回くらい見て、もう見た気持ちになったこともあった。今は『衝撃の! バーン』みたいな(コピーの入った)予告もなくなって、時代の流れを感じながら見ていた。それにしても、今日は『NO MORE 映画泥棒』のCMがなかったねえ」とジョーク交じりに講評していた。
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