夏帆、初の悪女役もマゾ的な現場に「トラウマになった」
2012年10月15日 07:00

[映画.com ニュース] WOWOWの連続ドラマW「ヒトリシズカ」の完成披露試写会が10月14日、都内で行われ、主演を務める女優の夏帆と平山秀幸監督が舞台挨拶に立った。誉田哲也氏の連作警察小説を原作に、次々と発生する殺人事件とその背後に見え隠れするひとりの少女・静加(夏帆)の闇をスリリングに描くドラマ。夏帆にとって初の悪女役となり、「撮影中は先が見えずに、苦しかった。主演というプレッシャーも大きく、常に何かに追われている感覚だった」と新境地を振り返った。
全6話のなかで、10代から30代までを演じ「衣装やメイクでだいぶ印象が変わって見えるはず。私自身は演じる年齢を問わず、役柄や台本から感じたものを素直に表現することに集中していた。緊張感が途切れない現場でした」。猛暑が続く夏に行われた撮影を、「第1話の撮影をしたアパートの室内が本当に暑くて……。意識がもうろうとなり、トラウマになりました」と語ると、平山監督も「各話ごとでキャストも入れ替わるので、息を抜くひまがなかった。マゾ的な現場だった」と申し訳なさそうな表情を見せた。
ミステリアスなヒロイン像については「静加本人も自分のことがわかっていないのかも」(夏帆)、「完成したドラマを見ても、わからない部分が多い。それでもこちら側が静加像を提示するのではなく、ご覧になる皆さんに判断してほしい」(平山監督)。そして平山監督は「もう少しキャピキャピしていると思ったが、実際は男っぽい、竹を割ったような性格で仕事がしやすい」と夏帆の“素顔”を明かしていた。
連続ドラマW「ヒトリシズカ」は10月21日、WOWOWプライムで放送開始(全6話、第1話は無料放送)。
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