宮崎あおい&向井理初共演「きいろいゾウ」主題歌はゴスペラーズ新曲
2012年10月10日 06:00
西加奈子氏の同名人気小説を、「余命1ヶ月の花嫁」(2009)、「軽蔑」(11)の廣木隆一監督が映画化した。出会ってすぐに結婚した夫婦が、傷つきながらもふたりで生きることの意味を学んでいく。宮崎、向井をはじめ濱田龍臣くん、浅見姫香ちゃん、本田望結ちゃんらが出演している。
自然の声が聞こえるツマ(宮崎)と売れない小説家のムコ(向井)は、互いに秘密を抱えながらも幸せな夫婦生活を送っていた。しかし、ムコ宛に一通の手紙が届いたことをきっかけに、円満だったふたりの関係が大きく揺らいでしまう。
「氷の花」は、宮崎演じるツマをイメージして書き下ろされたオリジナル楽曲で、「氷のような冷たさのなかにでも花を咲かせることができる」というメッセージが込められている。孤独な心を抱えたツマがムコと愛を分かち合うことで、ひとりの女性として成長する姿を表現した。
今作の松本整プロデューサーは「ツマとムコの夫婦には、“ムコがツマを見守り優しく包み込んでいる”という特徴があります。ゴスペラーズさんは日本を代表するボーカルグループでありますし、男性の美しいハーモニーで映画全体も包みこんでいただけたら」と起用の経緯を説明。ゴスペラーズは「映画の主題歌という大役は、歌手にとって本当にうれしいもの」と感激しきりで、「この曲がどんな風に作品にとけ込むのかとても楽しみです。映画を見られた方が、少しでもムコがツマを見つめる気持ちに寄り添っていただくお手伝いが出来たら、と思いながら歌いました」とコメントを寄せている。
「きいろいゾウ」は、2013年2月2日から全国で公開。