「アルゴ」のベン・アフレックが明かす「イーストウッドは僕のお手本」

2012年10月5日 19:00

アラン・アーキンを演出中のベン・アフレック監督(右)
アラン・アーキンを演出中のベン・アフレック監督(右)

[映画.com ニュース] 1979年にイランで起きた米大使館人質事件で、実際に行われた前代未聞の救出作戦を描く「アルゴ」の監督・製作・主演を務め、アカデミー賞ノミネートの呼び声も高まるベン・アフレックに聞いた。

「間違いなく、クリント・イーストウッドは尊敬しているし、僕のお手本だよ」と、アフレックは言う。同じ俳優出身の映画監督。作風の類似性がよく指摘されるのも周知の通りだ。

「彼とは少しだけ話したことがあるんだ。『ザ・タウン』の音楽をワーナー・ブラザーズにあるイースウッド・スコア・ステージでレコーディングしていて、あるときエンジニアたちが突然話すのをやめた。それで『どうしたの?』って後ろを振り返ったら、クリント・イーストウッドがふらっと入ってきた。“スター”に会って、あれほどドキドキしたこともなかったよ。僕はあわてて『クリント、こんにちは。どうぞ入って来てくださいよ』って言った。そうしたら彼が『いや、僕はちょうど立ち寄っただけなんだけど。何を作っているの?』って言うから、『ええと……警察と強盗の物語です』って答えた。すると『ああ、僕もそういう映画は何本かやったことはあるよ』ってね(笑)」

イーストウッドの低い声を真似て冗談っぽさを醸し出すアフレックだが、「彼は本当に素晴らしい人だから、僕は彼みたいな人になるのを目指している。でも、それはかなり高い目標であることは自覚しているんだけどね」と、イーストウッドへの尊敬が満ちあふれる。

そのアフレックが3度目のメガホンをとった「アルゴ」は、“ウソの映画製作”をでっちあげ、ロケハンに来た撮影クルーとして人質を救出するCIAエージェントの姿を描く一級のエンタテインメント。だが、単なる娯楽作には終始せず、アラブ諸国と欧米がいまなお抱える問題にも真しに迫ろうとする。

「僕がこの脚本の好きな部分は、説教臭くなることなく、僕らの国というのは果たして海外の指導者たちのやっていることに加担できるほど、本当にものが分かっているのか、という疑問を提示するところだ」と言う。そして、「イランとの問題は現在も引き続き抱えていることもあるわけで、それがこの映画の大事な下敷きとなって、今の時代においても重要な意味を持つと思うんだ」。

ちなみに、アフレック監督作としては、今作が初の“ボストン以外で撮影された”作品。前2作の監督作だけではなく、直前の出演作「カンパニー・メン」もボストンが舞台だった。

「そんなことをやり続けていたら、誰も僕をニュー・イングランド地方(ボストンのある米東海岸)以外の作品で雇ってくれなくなる(笑)」

アルゴ」は10月26日より全国公開。

(映画.com速報)

グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち[Blu-ray/ブルーレイ]

グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち[Blu-ray/ブルーレイ]

癒されない孤独を抱える2人の男の心の交流を描いた、マット・デイモン、ベン・アフリック共同脚本で贈る珠玉のハートウォーミング・ムービー。
カンパニー・メン[DVD]

カンパニー・メン[DVD]

最安価格: ¥3,344

ベン・アフレックを筆頭に、トミー・リー・ジョーンズ、クリス・クーパー、ケビン・コスナーという豪華アカデミー賞受賞俳優たちが奏でる人生再起の物語。

DVD・ブルーレイ

Powered by価格.com

関連ニュース

OSOREZONE|オソレゾーン

世界中のホラー映画・ドラマが見放題!
お試し2週間無料 マニアックな作品をゾクゾク追加!(R18+)

  • 封印映像32
  • 封印映像33
  • パッション
  • ファイナル・アワーズ
  • ハンター
  • カルト
  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!劇場版・序章【真説・四谷怪談 お岩の呪い】
  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!史上最恐の劇場版
  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-01 口裂け女捕獲作戦
  • 戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-02 震える幽霊
OSOREZONE

Powered by 映画.com

映画ニュースアクセスランキング

本日

  1. 見世物小屋一座を映したドキュメンタリー 酉の市に合わせ7度目のアンコール上映

    1

    見世物小屋一座を映したドキュメンタリー 酉の市に合わせ7度目のアンコール上映

    2019年11月18日 07:00
  2. 映画「キャッツ」日本語吹き替え版に葵わかな! 山崎育三郎は“革新の収録”を振り返る

    2

    映画「キャッツ」日本語吹き替え版に葵わかな! 山崎育三郎は“革新の収録”を振り返る

    2019年11月18日 16:00
  3. 【国内映画ランキング】「ターミネーター ニュー・フェイト」V2、「映画 すみっコぐらし」が2位にランクアップ

    3

    【国内映画ランキング】「ターミネーター ニュー・フェイト」V2、「映画 すみっコぐらし」が2位にランクアップ

    2019年11月18日 19:20
  4. ジブリ美術館、新展示からあふれる宮崎駿監督の無限の想像力・好奇心

    4

    ジブリ美術館、新展示からあふれる宮崎駿監督の無限の想像力・好奇心

    2019年11月18日 09:00
  5. ブラジャーの持ち主を探せ! 世界各国の美女が出演「ブラ! ブラ! ブラ!」予告編

    5

    ブラジャーの持ち主を探せ! 世界各国の美女が出演「ブラ! ブラ! ブラ!」予告編

    2019年11月18日 17:00

今週