臼田あさ美×三浦貴大×高橋洋主演作、釜山映画祭でワールドプレミア
2012年10月4日 06:00

[映画.com ニュース] 臼田あさ美、三浦貴大、高橋洋が主演を務める、舩橋淳監督最新作「桜並木の満開の下に」が、韓国で行われる第17回釜山国際映画祭の正式招待作品としてワールドプレミア上映されることが決まった。
ベルリン国際映画祭で上映されたドキュメンタリー作品「フタバから遠く離れて」や、オダギリジョー主演作「ビッグ・リバー」などを手がけてきた舩橋監督の最新作の舞台となったのは、茨城県日立市。東日本大震災の発生によりクランクインが延期されたが、日立市の理解もあり、撮影にこぎ着けた。オフィス北野の市山尚三氏が、「ビッグ・リバー」に続き舩橋監督作のプロデュースを手がける。
震災後の日立市のプレス工場で働く栞(臼田)は、同僚で夫の研次(高橋)と幸福な日々をおくっていたが、作業中の不慮の事故で、最愛の夫を亡くしてしまう。事故を起こした新人の工(三浦)を心から憎むが、拒絶されながらも献身的に許しをこう姿勢に心が揺らぎ、事故の原因が工にないと知ったことで次第に受け入れるようになっていく。いつしかふたりは互いを意識し始める。満開の桜並木の下で、許されるはずのない愛がどのような結末を迎えるのかに注目が集まる。
栞を演じた臼田は、「悲しみを乗り越え、前を向き、受け入れるひとりの女性の成長の物語です。きれいな桜並木には素直に感動した」という。三浦も「静かだけれども、昔の日本映画のような胸に迫るものを感じました」と撮影を述懐。高橋は、「明日を生きて迎えようとする全ての人と、その命を無条件に思う人。理を越えていとおしいです」とコメントを寄せている。
3人のほか、松本まりか、三浦力、小澤雄志、柳憂怜、諏訪太朗らが出演。舩橋監督と臼田は10月10日(現地時間)、韓国で舞台挨拶に出席する予定だ。
「桜並木の満開の下に」は東京テアトルとオフィス北野の共同配給で、2013年春に全国で公開。
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