「SATC」シンシア・ニクソンが孤高の詩人エミリー・ディキンソンに
2012年9月19日 12:20
[映画.com ニュース] 「セックス・アンド・ザ・シティ」のミランダ役で知られる米女優シンシア・ニクソンが、「遠い声、静かな暮らし」「ネオン・バイブル」のイギリス人監督テレンス・デイビスの新作「A Quiet Passion」で、19世紀の米女性詩人エミリー・ディキンソンを演じることがわかった。
ディキンソンは、米マサチューセッツ州アマーストの名家に生まれたが、35年の生涯のほとんどを生家のなかで過ごしたといわれ、隠遁者と呼ばれるなど謎の多い人物。ディキンソンが書いた1700篇以上の詩は、生前ほとんど発表されることがなかったが、その死後に発見され、現在ではアメリカを代表する詩人として世界中に熱心なファンを獲得している。
米ハリウッド・レポーターによれば、デイビス監督はニクソンを想定して本作の脚本を執筆したといい、ニクソンも脚本を読んで「是が非でもこの作品に参加したいと思った」とコメントしている。