【全米映画ランキング】「バイオハザードV」が首位デビュー。3D版「ニモ」が2位
2012年9月18日 21:00

[映画.com ニュース] 9月2週目の全米ボックスオフィス。先週末は2本の3D映画が拡大公開され、日米同時公開のミラ・ジョボビッチ主演「バイオハザードV リトリビューション」が約2100万ドルのオープニング興収で見事首位デビューを果たした。
同作はカプコンの同名人気ゲームを実写映画化したシリーズ第5作。世界人口の大半をゾンビに変え、人類滅亡の危機を招いた巨大組織アンブレラの内部に侵入したアリス(ジョボビッチ)は戦いのなかで、誰にも聞かされていなかった自らの過去を知ることになる……。例によって、批評家受けは悪く、動員数も前作を下回ったが、3D&IMAX上映による高額なチケット価格に助けられ、シリーズ連続の首位デビューの記録は守った。監督はジョボビッチの夫ポール・W・S・アンダーソン。共演にミシェル・ロドリゲス、シエンナ・ギロリー、オデッド・フェール、リー・ビンビン、ケビン・デュランド。北米での最終興収は5000万ドル前後で終わりそうだが、前作は北米以外のトータル興収が全世界興収の80%にも上ったので、今回も北米以外での成績に要注目だ。
約1670万ドルの興収で2位デビューとなったのは「ファインディング・ニモ」の3D版。昨年の同時期に公開されオープニング興収約3000万ドル、最終興収約9400万ドルを稼いだ「ライオン・キング ディズニーデジタル3D」と比べると、やや見劣りする数字だが、3Dでの再公開作品としては今年1月公開の「美女と野獣 ディズニーデジタル3D」(約1890万ドル)、4月公開の「タイタニック(3D版)」(約1700万ドル)とほぼ同等の成績で、この3D版だけで5000万ドル以上の興収は見込めそうだ。
その他、圏外19位にはポール・トーマス・アンダーソン監督の新作「ザ・マスター(原題)」が登場。ニューヨークとロサンゼルスの5サイト限定公開ながら、約73万ドルの興収を叩きだし、1館あたりのアベレージ興収が約14万7000ドルとなる大ヒットとなった。これは、今年5月公開の「ムーンライズ・キングダム」(ウェス・アンダーソン監督)の1館あたりのアベレージ興収約13万752ドルを大きく更新する新記録で、すでにノミネート確実と言われている来春のアカデミー賞に向け好スタートを切った。配給のワインスタイン・カンパニーは2週目からは600~800サイトの規模での上映になると発表している。
今週末は、クリント・イーストウッド4年ぶりの主演作「人生の特等席」に、ジェニファー・ローレンス主演のサスペンス「ボディ・ハント」、ジェイク・ギレンホール、マイケル・ペーニャ主演の犯罪スリラー「End of Watch」、カール・アーバンがイギリスの人気コミックのキャラクター、ジャッジ・ドレッドに扮した「Dredd 3D」が公開となる。
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