星野源「箱入り息子の恋」で映画初主演!ヒロイン・夏帆と初共演
2012年9月15日 06:00

[映画.com ニュース] 俳優でミュージシャンの星野源が、映画「箱入り息子の恋」(市井昌秀監督)で初主演を果たすことがわかった。両親と同居する市役所勤務の35歳で、これまで女性と付き合ったことのない独身男・健太郎を演じるが「うれしかったです! 初めての主演オファーだったので、『ついに!』と思いました」と喜びをあらわにしている。
文筆家として雑誌の連載を多数抱えるなど、多才な顔をもつ星野が主演として銀幕に登場する。これまでに「69 sixty nine」「ノン子36歳(家事手伝い)」「少年メリケンサック」など映画出演はあるが、主演を務めるのは初めて。それだけに「中学生の頃から芝居も音楽も続けてきたので、今の忙しい状況は心の底からうれしいです。もっともっと頑張っていきたい」と意気込む。カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した、「トウキョウソナタ」の脚本を手がけたマックス・マニックスの原案。本人に代わり親同士が見合いする「代理見合い」をきっかけに知り合った2人の男女と、取り巻く家族が織り成すラブストーリーだ。
星野扮する健太郎は、人間関係を必要最低限にとどめて生きてきたため恋愛経験ゼロだが、病気で視力を失った奈穂子(夏帆)と初めて恋に落ちる。相手を求める衝動を初めて知ってしまったふたりの気持ちは燃え上がっていく。脚本を読み始めた当初は静かな話だと思ったそうだが、「どんどん変な方向に進んでいって最終的に予想もつかない結末に着地する、脚本でした」と述懐。撮影は6~7月、関東近郊で行われたといい「一軒家の壁に張り付いたり裸で殴られたり、体を使う部分が多かったので、撮影が終わると体がアザだらけでした。面白かったです」と語る。
メガホンをとった市井監督は、星野を主演に起用した理由を「素朴な風貌、朴とつとした話し方、柔らかい声が主人公・天雫健太郎にぴったりでした。そのうえで最も大きな理由は、素直に感情をさらけ出すことができる希有な役者さんだと思ったからです」と説明。さらに、「役に対して誠実でストイックな姿勢が印象的です。健太郎のしゃべり方、走り方、人との距離の取り方などさまざまなアイデアをいただき、とても助けられた」と絶賛している。
盲目の女性を演じる夏帆は、出演を決めたきっかけのひとつが星野にあるという。「私は映画を見るのがとても好きなんですが、星野さんが主演の映画って、客観的に見て絶対に面白いだろうなと思ったんです。その中に自分もいられるのならば、こんなにうれしいことはないので、ぜひやらせていただきたいと思いました」。昨年出演したテレビ番組では、オススメの音楽を紹介するコーナーで星野の楽曲を挙げたそうで「その時は、まさか映画で共演することになるなんて、まったく思っていませんでした」と喜んでいた。
また、健太郎の両親を平泉成と森山良子、奈穂子の両親を大杉漣と黒木瞳が演じている。
「箱入り息子の恋」は、2013年初夏に全国で公開。
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