アル・パチーノ、伝説的フットボール監督の波乱の生涯を描く映画に主演
2012年9月14日 11:45

[映画.com ニュース] アル・パチーノ主演で、米カレッジフットボール界の伝説の名監督ジョー・パターノの生涯が映画化されることになった。晩年に発覚したスキャンダルも描かれる模様。
米Deadlineが報じたもので、8月下旬に全米で発売された、スポーツジャーナリストのジョー・ポズナンスキーによる評伝「パターノ(Paterno)」をもとに映画化する。同書は、米ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリスト(ハードカバー・ノンフィクション部門)の第1位を飾っている。
パターノは、名門ペンシルバニア州立大学(通称ペン・ステート)フットボール部のヘッドコーチを46年にわたって務め、歴代最高勝利監督として尊敬を集める存在だった。しかし2011年、同部の元アシスタントコーチ、ジェリー・サンダスキーによる少年に対する性的虐待事件が発覚。パターノも事件の隠蔽工作に関与したとして監督を解任され、のちに勝利の記録も一部抹消された。当時85歳のパターノはその時点で肺ガンを患っていたが、事件発覚から2カ月後に失意のうちに他界した。
本プロジェクトはまだ初期段階にあり、スタッフやパチーノ以外のキャストは未定。なおパチーノは、オリバー・ストーン監督作「エニイ・ギブン・サンデー」でもフットボールコーチを演じている。
関連ニュース





