「アイアン・スカイ」月面ナチス、映画公開前に書籍で日本侵略!
2012年9月12日 18:00
[映画.com ニュース] SF映画「アイアン・スカイ」の関連本2冊が、9月12日と27日に出版される。「ナチスが月から攻めて来る」という大胆な設定が話題を呼び、映画ファンから100万ユーロ(約1億円)のカンパを集めた本作。続編や前日譚の制作も決定している注目作を、いち早く知ることができるチャンスだ。
第二次大戦後、ナチス軍は月の裏側へと逃亡し、復しゅうの時を待っていた。2018年、アメリカ大統領は選挙PRのために黒人モデルのワシントンを月へ送り込む。彼の出現が引き金となり、月面ナチスは地球に侵攻。アメリカを中心にして急きょ結成された地球防衛軍が月面ナチスを迎え撃つ。
書籍第1弾は9月12日に発売されるノベライズ本で、映画の字幕翻訳を担当した高橋ヨシキ氏が手がけた。「冷たい熱帯魚」では園子温監督と共同で脚本を執筆し、「映画秘宝」のアートディレクター兼ライターとしても活躍する同氏が、映画にはないエピソードを盛り込んで月面ナチスと地球防衛軍の激闘を描く。
そして第2弾は公開前日の9月27日発売、解説本「別冊映画秘宝 ナチス映画電撃読本 アイアン・スカイ!レイダース!戦争のはらわた! 炎628! 狂気の宴」。作品が10倍楽しくなる豆知識や、監督・キャストのインタビューなどが224ページにわたり詰め込まれたファン必見の1冊だ。
「アイアン・スカイ」は、9月15日から東京・台場のシネマメディアージュで開催されるフィンランド映画祭2012のオープニング作品。同28日からTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国で公開される。