高橋ヨシキ&町山智浩、問題作「アイアン・スカイ」でタッグ結成!
2012年4月27日 17:30
「映画秘宝」のアートディレクター兼ライターの高橋ヨシキ氏と、映画評論家の町山智浩氏が、ベルリン国際映画祭の目玉作品としてプレミア上映された問題作「アイアン・スカイ」でタッグを組んでいることがわかった。高橋氏が字幕担当、町山氏は監修を務める。「冷たい熱帯魚」の脚本を共同で手がけたことのある高橋氏だが、字幕挑戦は初めてのこととなる。
フィンランド、ドイツ、オーストラリアの共同製作となる同作は、「第二次世界大戦後、敗北したかに見えたナチス軍は月の裏側に逃げ込んだ。そして2018年、地球を侵略しに帰って来る」というプロットで世界中を席巻。世界中の映画ファンからカンパを募り、総額が約100万ユーロ(約1億円)にのぼるなど、ファン待望の作品だ。
製作段階から応援し続け、カンパにも協力した高橋氏は「小学生のときからずっと見たかった“夢の映画”としか言いようがない!」と強い思い入れを明かす。「キック・アス」「宇宙人ポール」など、さまざまな作品を監修してきた町山氏は「『UFOは月面裏のナチスの秘密基地から飛んでくる!』という都市伝説を茶化すように見えて、返す刀でアメリカのごう慢さも笑い飛ばす、『博士の異常な愛情』以来の知的で大バカな政治コメディ!」と絶賛している。
また、4月28日からムビチケカードの販売が開始される。前売り特典第1弾は、同作をモチーフにしたオリジナル缶バッジで、全6種類。ムビチケカード1枚につき、缶バッジひとつがランダムに付いてくる。
「アイアン・スカイ」は、9月から全国で公開。