フジテレビが米イルミネ社と提携、第1弾も決定
2012年9月8日 14:10
[映画.com ニュース] フジテレビは9月5日、映画「怪盗グルーの月泥棒」「ロラックスおじさんの秘密の種」などを製作した、米国アニメ制作会社のイルミネーション・エンターテインメント社(イルミネ社)と戦略的提携すると発表した。
この提携は、両社のクリエイティブ能力を発揮させ、優れたコンテンツを制作し成功させることを目的としたもの。
フジテレビでは、この提携の第一歩として、フジテレビ製作の映画の冒頭に現れるオープニングロゴに、「怪盗グルーの月泥棒」に登場するキャラクター“ミニオン”を使用することを決定。9月7日公開の映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」から“ミニオン”が登場することになっている。また、2013年7月に全米公開予定の「怪盗グルー2(仮)」では、脚本の一部やキャラクター周辺設定などの製作に関する意見交換を行なっており、同作品が両社の提携作品第1弾となる予定。
フジテレビの亀山千広常務総合メディア開発映画事業局長は、「イルミネ社の作品には温かいイメージがあり、日本のアニメ制作者と共通する哲学を持っている。クリエイティブレベルでの会話ができることを大変メリットと感じている」と語っており、今後は、企画だけでなくクリエーターなど幅広い提案や、いずれは共同製作なども視野に入れた展開を行なう予定。
イルミネ社は、元20世紀フォックスのアニメ担当プロデューサーだったクリス・メレダンドリ氏が、ユニバーサル・ピクチャーズと共同で07年に設立したアニメ制作会社で、ファミリーターゲットのアニメ映画を主に製作している。同社の初作品となった「怪盗グルーの月泥棒」(10年7月全米公開)は、世界中で5億4200万ドルの興行収入を記録し、アメリカのアニメ映画史上10番目、10年公開のアニメ映画では2番目の成績を記録した。また、12年に公開された3Dアニメ作品「ロラックスおじさんの秘密の種」は、今年公開のアニメ映画で最高の初動興収(7020万ドル)を記録しており、今年のユニバーサル映画でも最高の記録となっている。
イルミネ社CEOのクリス・メレダンドリ氏のコメント 世界中からインスピレーションを受け、国境と言語を越えた映画を作るため日々努力していくのが、私たちイルミネ社のビジネスモデル。今回の提携はまさにこのモデルを体現したものになり、お互いが最高のコンテンツを作りだすという共通のゴールを共有している。フジテレビは日本において最高のステータスと制作能力を持った会社であり、彼らとビジネスができることがとても楽しみだ。
フジテレビ常務・亀山千広氏のコメント 世界中の観客を魅了するイルミネーション作品におおいに刺激を受けている。現段階では共同制作のプランはまだないが、今回の提携発表は私たちが強いパートナーシップを創るための最初の一歩であり、今後共同制作を含めて協議していきたいと考えている。
(文化通信)
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