園子温「希望の国」トロントでワールドプレミア 拍手鳴り止まず
2012年9月8日 22:00
[映画.com ニュース] 園子温監督の最新作「希望の国」が9月7日(現地時間)、カナダ・トロントで開催中の第37回トロント国際映画祭コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門でワールドプレミア上映され、満員の客席から拍手喝さいを浴びた。
園監督が東日本大震災から数年後の日本を舞台に、オリジナル脚本を手掛けた今作は、日本最大のタブーといっても過言ではない原発事故がテーマとなっている。東日本大震災から数年後の架空の土地を舞台に、新たな地震と原発事故に翻ろうされる家族の姿に迫る。
この日は、園監督が会場に到着すると、園作品のDVDジャケットを持参したファンがサインを求めて駆け寄る姿がみられた。上映前の舞台挨拶では「今回の映画は、いつもの僕の映画とは違うから、皆さん眠らないでくださいね」と語り、場内の笑いを誘った。
上映は午後9時45分からと遅い時間帯だったが、2階席まで埋め尽くされた会場からは終映まで席を立つ人の姿はなく、エンドロールが始まると大きな拍手に包まれた。その後、ティーチインが行われる予定だったが、会場のトラブルにより中止に。そのため、場外では多くのファンが園監督と直接話をしようと待機し続けた。
モントリオールで20年間にわたり放射能の研究をしているというファンは、今作を見るためだけにトロント入りしたという。園監督に感想を伝え、「自分の地元の人々にも、ぜひこの作品を見せたい」と熱く語る姿もみられた。
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