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「ハーバー・クライシス」監督と寺脇康文が爆笑対談!

2012年9月7日 13:30

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ジャパンプレミア直前のこの場が初対面となった2人だが、 すぐに意気投合
ジャパンプレミア直前のこの場が初対面となった2人だが、 すぐに意気投合

[映画.com ニュース] 台湾発のアクション大作「ハーバー・クライシス 湾岸危機 Black & White Episode 1」のツァイ・ユエシュン監督と、主人公インション刑事とコンビを組むチンピラ、ダーフーの日本語吹き替えを務めた寺脇康文の対談が実現。数々のエピソードが飛び出した。

「まさにクライマックスの連続で、こんな映画、日本じゃできません。悔しいと思いましたね」と感想を述べる寺脇に、心からの感謝を伝えるユエシュン監督。芸術性の高いこれまでの台湾映画のイメージを覆す、アクション大作の登場を「娯楽性の高いドラマや映画を作って、台湾の映画市場を活性化させたいと思い、この10年間努力してきた結果です」と解説する。

冒頭からカーチェイスに銃撃戦、そして大爆発。マーシャルアーツはもちろん、終盤はジャンボ機を使用したスカイアクションまで登場し、“ハリウッド”レベルのアクションを展開。演じる俳優がほぼノースタントで挑戦するだけにライブ感は抜群で、しかもリハーサルでは、監督自身が安全かどうかを「俳優の(不安な)気持ちは分かりますから、まず自分が(スタントを)試すんです(笑)」という。こうなれば俳優はやらざるを得ない。「自分の経験上では、日本ではそこまでやる監督はいらっしゃらない……」と寺脇も苦笑いだ。

寺脇が実写吹き替えに初挑戦したのが、中国のコメディアン、ホアン・ボーが扮したダーフー。表現力豊かで本作の“お笑い”担当だけに、「ボーさんの“間”とか、ユーモアを崩してはいけないということを強く意識しました」と明かす。「(痛めつけられて)悲鳴が多かった」と苦労を明かしながら、「イテテテーッ!」と即興演技を披露すると、ユエシュン監督は大ウケ。日本のテレビ番組や映画が常時放送されている台湾で「すでに『相棒』の劇場版を見ていて、寺脇さんのことは知っていました」という監督は、「そっくりじゃないですか」と満足げ。マーク・チャオ扮するインション刑事役の中尾明慶の吹き替えについて、寺脇から「非常に合っていたと思います」と報告を聞くと、「一番の見どころはやっぱり2人の演技。最初は相容れなかった関係が、危機をくぐり抜けて友情が芽生えていきます。寺脇さんと中尾さんのおかげで、安心して日本の方にもその点をちゃんとお伝えできていると思います」と述べた。

映画とドラマ、現在4つのプロジェクトを進めているというユエシュン監督は、寺脇にも「ぜひ出演してください」と依頼。「危ないシーンがなければ、ぜひ」という寺脇に対して、「危険なシーンは全部僕が安全を確認してからお願いしますから、どうぞご心配なく!」と笑顔を見せて、爆笑を誘った。

ハーバー・クライシス 湾岸危機 Black & White Episode 1」は、9月8日より全国公開。

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